赤ちゃんが吸啜したぶんだけ新しい母乳は産生します
でも、ママの母親もおっぱいがあまり出なかったのなら・・・
遺伝かも 悩まないで!
ご出産おめでとうごさいます
おうちに帰られて、
おっぱいを吸わせても吸わせても
赤ちゃんは なくばかり・・・
四六時中睡眠不足・・・だと
つらいです![]()
お産後、母乳は、吸わせることで
またつくられる、
それはよく知られていることですが・・・
母乳分泌のしくみを簡単に説明しますね
妊娠すると、胎盤から分泌される
エストロゲン、プロゲステロンという
ホルモンが
乳腺を発育させます
さらに、脳下垂体っていうところから プロラクチン、
副腎から 副腎皮質ホルモン
ほかに 甲状腺ホルモン、インスリン、
胎盤ラクトーゲンなどの作用も加わって
乳腺の発育がうながされます
プロラクチンの量が増えて、母乳の分泌が始まります
赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激は、
オキシトシンの放出をうながし、射乳します
オキシトシンは、ママの情緒にも作用することから
しあわせホルモンともいわれています
子宮に働きかけ、妊娠前への復古をうながします
プロラクチンは、腺房に作用して母乳を作らせます
ママの眠気を誘い、リラックスさせることが出来ます
さて、母乳を作るためには、
プロラクチンの 濃度が 高く保たれる必要があって、
その濃度は、赤ちゃんが吸啜する間に保たれ、
そして 新しい母乳が 腺房の中を満たしていくのです
自然のしくみなのですが
産後の出血が多くて 貧血のままであったり
過度のストレスがあったり
産じょく早期に 頻回授乳をしていなかった場合に
母乳不足が起こります
千葉大学医学研究科の発表によると
稀ですが、プロラクチン受容体に 変異をもつ家系では
母乳欠乏や 分泌不足が起こるとのこと
赤ちゃんに 母乳を たっぷりあげられないのは
ほんとうにつらいです
でも 母親ゆずりってこともあるわけで、
どうか 悩まないでください![]()
~最近アメブロをはじめた助産師より~

