ギンロバイ(ハクロバイ)の花がちらほらと咲き始めました。

バラ科の高山植物で日向を好みますがとても丈夫で庭のどこでも晩春から一重で小輪のかわいらしい花を咲かせてくれます。

今は庭の奥のティースペースの垣根になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回も登場したコーヴェデイルとその下に咲くクレマチス

庭の中で、バラとクレマチスはとても相性が良くて、お互いを引き立て合うので

けんかしない程度に混植すると、とても映えます。

 

 

 

 

 

 

 

ラジオタイムズ~開花を初めてから中期くらいの花形~

ラジオタイムズはやや浅めのカップのロゼット咲きから典型的なシャローカップ・ロゼット咲きまで

同じ一番花でも初期・中期・後期・蕾によって咲き方や花色が変わって面白い薔薇です。

香りはとても濃厚に香るオールドローズ香

初期のイングリッシュローズ特有の強健な強香種ですが、繰り返しよく咲きます。

 

 

 

 

 

 

 

しなやかな枝の先にしだれるように次々に咲くバターカップ

鮮やかだけれどもくどく無い、なんとも優しい黄色の花色のセミダブルの花

ロゼット咲きではないので香りがしなさそうですが、鼻を近づけてみると

オレンジブロッサムのような甘い芳香があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

サリーホルムズとその隙間から顔を出すクレマチス

サリーホルムズは大輪の淡いアプリコット色の一重のバラで

2mくらいまで育ち高い位置で花を咲かせますがその下をあまり伸長しない系統のクレマチスがちょうどカバーしてくれる感じになります。

 

 

 

 

以上、清里高原のローズガーデンの7月初旬から中旬の草花の紹介でした。

 
 
 
 
 

 

   

 

 

 

鮮やかなローズピンクの中輪一重咲きの薔薇、ローズ・オブ・ピカーディー
とても四季咲き性が強く、シーズン中は繰り返し蕾をつけ、咲いてくれます。

 

 

アオイ科の這い性の宿根草、マルバストラム
淡いアプリコット色をした一重の花。

開花期は春~夏とアオイ科の花ではかなり長く楽しめます。

 

 

 

クラウン・プリンセス・マルガリータ
アプリコット色をしたゴージャスな大輪ロゼット咲きのイングリッシュ・ローズ
香りはかぐわしいフルーツ香が強く香ります。

高原のバラは、あと2週間ほどは楽しめそうです。
 

 

 

 

ジギタリスが咲く後ろには安曇野とドルトムント、ブリリアントピンクアイスバーグ

 

 

フェンスに咲くつるバラのフランシーヌ・オースティンとギスレーヌ・ド・フェリゴンド
どちらも小花のスプレー咲きですが白花と淡いアプリコット色の混じったグラデーションが可愛らしいです。

 

 

ころころとしたピンクのディープカップが特徴的なコーヴェデイル
後ろにはクラウン・プリンセス・マルガリータとモーニング・ミスト

 

 

今年ガーデンに初登場の薔薇、風香
名前の通りのかろやかな香りと、ひらひらとした淡い銅色の花色が絶妙なバランスです。
葉も大きくとても立派でツヤツヤとしています。

 

 

 

 

 
 

満開になったロサ・モエシー
鮮やかで透明感のあるクリムゾンレッドの一重の花がとても魅力的です。
花後に実るローズヒップも独特の個性的な形をしていてとても可愛らしいのですが
それはまた夏の終わり頃に紹介できたらと思います。

 

ロサ・モエシーとドルトムントのツーショット
右に咲いているひらひらとした優雅な一重の赤いバラがつるバラのドルトムントです。
とても強健で、病気に強い証しのぴかぴかの照り葉をしています。
黒点病やうどんこ病ともほとんど無縁で、春の終わりと夏の終わりの庭に必ず登場するアブラムシの対処さえしていれば
消毒してあげる必要もないんじゃないかと思うくらい丈夫です。
毎年シュートもよく出て生育はとても旺盛でアーチやガゼボにもうってつけだと思います。

 

間違い探し?ウォーリーを探せ?

 

正解は、ガゼボの2色のハニーサックルの真ん中からちょこんと顔を出したバフビューティーの一番花
バフイエローをした可愛らしい中輪ロゼット咲きのツルバラです。

 


庭にあるアーチに咲いたもう一株のバフビューティー
花後の剪定をしておくと数ヵ月後にまた沢山の花を咲かせてくれます。

 

 

 

 

以上、清里高原の6月に咲くバラや草花の一部を紹介させていただきました。
次回からは7月の様子をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

清里高原のローズガーデンは今やっと7分咲きほどです。
平地よりも2ヶ月くらい遅い開花でしょうか。
涼しい気候と毎日のように降る雨のおかげで花も枝も葉もとても瑞々しいですね。

 

 

 

アーチのセプタードアイルは今が満開です。
ころころとした可愛い中輪カップ咲きにやや濃いピンクの中心を囲むように外側の淡いピンクの花びら、花付きもとても良い名花です。

 

 

 

 

ガゼボのハニーサックル(スイカズラ)も満開です。
蔦が絡まったドームのようで素敵な雰囲気ですが、こまめに掃除をしないと毎日夥しい数のスイカズラの花弁が石畳に降り積もります。

右の山吹色のハニーサックル“グラハムトーマス”も美しいですが

左側のローズピンクとオレンジの二色のハニーサックルは

これから夏の終わりの終わりまで咲き続けてくれる優れものなハニーサックルです。