慶州の街をレンタサイクルで走ってきた | ちょっとそこまで☆増刊号

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週末のプレシジョンスポーツ&ドマーネ4.5親父★fairleader

菜の花と青空

連休前の週末、一足先に釜山と慶州へ行ってきた。世界遺産の街、慶州(キョンジュ)をレンタサイクルで回ってきたので、一応走行日記でもある。普通の旅行記ならみなさんたくさんブログを書いているので、自転車情報中心に書くことにする。

KTX

釜山駅から、韓国の新幹線KTXに乗って30分。新慶州駅は市街からはなれた山の中にある。土曜の朝8時、先頭車両を撮影するために立っている間に、ホームには誰もいなくなってしまった。

新慶州駅構内

観光目的以外に降りる人も見当たらない。駅の構内も自分以外には売店のおばちゃんしかいない。そもそもKTXは改札がないので、駅員さんすら見当たらない。車内で検札があるはずなのだが、釜山-新慶州間は時間も短いためか、往復とも車掌さんは来なかった。うーん(笑)

新慶州駅トイレ

観光地らしいきれいな駅トイレ。

新慶州駅前

立派な駅舎、誰もいない駅前広場、青い空。実にのどか。午前中に仏国寺へ行くことにする。

新慶州駅バス路線図

新慶州駅からのバス路線図。どこへ行くにしても、まず慶州市街に出ることになる。

一番左側がKTX新慶州駅。黄色で塗ってあるのがバスターミナル。「高速ターミナル」と「市外ターミナル」があるのだが、隣接しているのでどちらでも同じことだ。慶州には地下鉄はないので、ターミナルが交通の拠点となる。青く塗ってあるのが在来線の慶州駅。バスに関しては、ターミナルの方が便利で分かりやすい。在来線で慶州入りしたのでない限り、ターミナルをお勧めする。

目的地が仏国寺の場合、700番が乗り換えなしの終点仏国寺なので便利そうだが、1時間1本程度しかない。これを待つよりも、どれでもいいから来たバスに乗ってターミナルまで行き、そこで乗り換える方が結果的に早い。私の場合も、何番だったかでターミナルまで出て、10番または11番で仏国寺に向かった。ちなみに10番11番は、内回り外回りのような関係の循環バスで、経由地は若干違うが、どちらに乗っても仏国寺まで行ける。時刻表を見るほどのこともなく、待っているとすぐにやってくる。

バスターミナル

この建物の右手奥が高速バスターミナル。中央奥が市外バスターミナル。六角形のお堂のような建物が観光案内所。もちろん日本語もOKなので、ここで聞くのが一番。

バスターミナルマップ

Daum地図に下の住所(観光案内所)を入れて検索すると、ターミナルが表示される。Daum地図は韓国版googleマップ。ロードビューやバス案内など、とても分かりやすい。

경북 경주시 노서동 243-4

市外バス

市外バスターミナル。仏国寺に行く10番11番は、この左手に出て、大きい道路を渡ったところにバス停がある。本当は、高速ターミナル前の降りたところでおとなしく待っていてもバスは来るのだが、道を渡ったひとつ前のバス停に先回りして乗ると、ガラ空き状態で座れる。仏国寺まで30分ほどかかるので、立つのはちょっとつらいところだ。

ターミナル貸し自転車

バス停で降りると、探すまでもなくレンタサイクルの店がある。他にも何件かあって種類も豊富だ。駅前よりも店の数も多いので、このあたりで自転車を借りるのがお勧め。

仏国寺八重桜

バスターミナルから約30分。のどかな風景を眺めながら仏国寺に着く。八重桜の咲く山道を登っていくと・・・

仏国寺門

仏国寺(プルグクサ)山門。釜山7:30のKTXに乗って、ここまで2時間ほど。この時間だとまだ観光客も少なめでゆっくり拝観できる。

仏国寺石段

こちらの写真は省略するが、さすが世界遺産だけあって見ごたえがある。特にこの石段など素晴らしい。10時になるとあちこちの御堂で読経が始まり、一緒に読経する拝観者も何人もいた。

慶州駅前広場

バスに乗って慶州の街まで戻ってきた。こちらは在来線の慶州駅前。電車が通る気配もなく、国鉄時代を思わせるような駅前広場。のどかなものだ。ターミナルまで戻らなかったのは、駅前の城東市場(ソンドンシジャン)に行きたかったから。やっぱりアジアの街では市場は見ておかないと。

定食屋のアジュンマ

市場の中に、定食屋が並んでいるコーナーがある。ご飯と汁、おかず食べ放題でW500。円安と韓国の物価高のダブルパンチで、以前に比べると割高感が半端ない韓国だが、これは値打ちだ。

定食500W

欲しいものはおばちゃんがどんどん取ってくれる。エゴマの葉のキムチもワシワシ食べたし、カムジャ(ジャガイモ)もおいしかったなあ。

慶州駅前2

お腹も膨れてまた駅前に戻ってきた。あたりをざっと見まわしたが、貸し自転車は1軒しか見当たらなかった。駅舎から出て左側。

駅前貸し自転車

ここで自転車を借りた。パスポートを見せて、レンタル料は半日W10000。店の中からMTBを出してくれたが、ここはあえて前かご付のママチャリを選ぶ。一眼レフも持っていて、けっこう荷物が重かったので、ショルダーバッグがじゃまだと思ったからだ。それに元々、慶州で車道をブッ飛ばす気もない。怪我したら元も子もない。

道沿いの古墳

が、10mも走ったところでママチャリの怖さを思い知らされた。

なんじゃこれは!? なんでこんなにふらつくんだ??

前かごに荷物なんて入れるもんじゃない。結局、ショルダーバッグをたすき掛けしてゆっくり歩道を走る。前傾姿勢ではないので、前に回ってくることはない。

大陵苑外壁

申し分ない快晴の慶州の街をたらたら走る。いたるところに古墳や渋い建物や土壁があり、街全体が博物館と言われるのも納得だ。自転車に乗った日本人は見かけず、韓国の観光客の自転車が多数走り回っている。

大陵苑入口

古墳公園の大陵苑。自転車のままつっこんでいったねーちゃんは停められていた。当たり前だ。駐輪場に停めてあるのはすべてレンタサイクル。

大陵苑1
大陵苑2

壁と自転車

地図を見ながら適当にさまよう。どこを走っても渋いので、迷うという感覚ではない。
渋い壁の前に自転車を停めて写真を撮っていたら・・・

リス

リス来たーーー!!!

鶏林

こんなのどかな風景の中をゆっくり走る。古墳だらけだが、誰のだか分からないものが多いそうだ。

公園シャトルバス

緑地公園的なエリアにやってきた。広い園内を移動するシャトルバス。

瞻星台

新羅時代のアジア一古い天文台、瞻星台(チョムソンデ)。

菜の花畑

歩道と自転車道

こんなふうに歩道も広く整備されて、走りやすい。右側は雁鴨池。

慶州博物館

ざっと回って最後に博物館で休憩とまとめ。1日かけなくても、昼から3時間ほどで満足感のあるサイクリングができた。バスで移動するには距離が近く、待ち時間も出てくるし、本当に自転車で回るのに最適な街だ。お天気が良かったら、ぜひペダルを回して観光してみてほしい。


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