クロスバイク…速くなるハンドルのポジションはどうするか | ちょっとそこまで☆増刊号

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週末のプレシジョンスポーツ&ドマーネ4.5親父★fairleader

スペーサー入れ替え
スペーサー入れ替えによるハンドル高さの変化。クリックで当時の記事にリンク
ハンドルのポジションというのは、ハンドルが高い・低い、遠い・近いのこと。
どうするかと書いたが、別にどうかしなければならないものでもない。

私の場合、乗っている間にだんだんロードバイク的な走り方をするようになってきたので、ハンドル位置を変えていったが、ちゃんとしたショップで体に合ったサイズのクロスバイクを買っていれば、基本的に気にしなくてもいいものだ。

クロスバイクはママチャリに比べたら前傾姿勢でハンドルに体重がかかる。これは初めてだとちょっとしんどい。だからと言って、ママチャリみたいなハンドルに替えてしまっては、クロスバイクに乗る意味がない。いろいろ対策をして慣れてくると、スポーツのための自転車だということが分かって楽しくなってくる。

そのうち、サイクリングロードでは平均速度が20km/hを越えてくる。30km/h近いスピードで走ると、空気抵抗や風向きが大きく影響してくる。前屈みで姿勢を低くすると、それだけでスピードが2km/hくらい速くなる。これが面白い。

速く走りたくてまず最初にやったのが、ハンドル全体を低くすること。パーツを買わなくても、コラムを分解してスペーサーを入れ替えるだけ。たった1センチの違いでも、実際に乗って走ると印象はずいぶん違う。前傾姿勢がスポーツ気分を盛り上げてくれる。

短いステムに交換
短いステムで見た目スパルタン? クリックで当時の記事へ
パーツを替えずにもっと低くするには、ステムの上下をひっくり返して入れ替える方法がある。プレシジョンスポーツの純正ステムは長いので、ハンドル位置はバー2本分、数センチほど低くなる。

ただ、それをやると個人的に見た目がイマイチになる気がして、どうしたものかと思っていたら、短いステムをもらった。交換すると、ハンドル位置は低く近くなった。

本来、スポーティなポジションはハンドルが遠く低くなる。理屈ではどっちつかずな状態だが、低くてちょっと楽になったし、見た目が気に入ったので、しばらくこれで乗っていた。

高さ・遠さの他に、ハンドルの幅、という要素もある。

ちょっとそこまで☆増刊号-バーエンドバー
この赤いバーエンドバーは一瞬ついていただけだった。クリックで当時の記事へ
クロスバイクのハンドルは、幅もそれなりにある。マウンテンバイクほどではないにしろ、少々の悪路でも安定して走れるようにということだ。余裕のあるポジションなのだが、サイクリングロードを速く走ろうと思うと、こんなに幅はいらない。

いきなりハンドルを切り詰めるのは抵抗があったので、グリップとレバー類を内側にずらせた。これならネジを緩めるだけで調節できる。ダメならすぐ元に戻せる。実際に余ったハンドルバーを切り落としたのは、2か月もあとになってからだった。

だんだん乗り慣れて、100kmとかの長距離を走るようになってくると、短めのステムは前が詰まって窮屈に感じられてきた。そこで、もう少し長いステムを買って、ハンドルを前に出した。前に出すと乗車姿勢は前傾が強くなるので、低くなったのと同じ効果がある。

ちょっとそこまで☆増刊号-新ステム装着
1年乗ってきたプレスポ、ハンドル周りの最終形態。クリックで詳細記事へ
最終的には、純正のハンドル位置と比べてだいたいバー1本分近く、2本分低い位置になっていた。ロードバイクのドロップハンドルの上をイメージしたようなポジションだ。

最初にも書いたが、私の場合は、同じ力で早く走れるようにあちこち替えていき、そこまで重装備するならもうロードバイクに乗れば?というところまで行ってしまった。だから、クロスバイクとしては偏った進化になっている。

もっとも、どんな乗り方をしなければならないかは決まっているわけではないし、体の故障の原因になったり、コストに見合わないパーツ交換になったりしなければ構わないと思う。自転車は機材スポーツと言われるが、パーツやポジションを変えていくことで走りが変わっていく過程は、とても面白い。

サドル、ハンドルと書いてきたこのシリーズ、次回はペダルとシューズの話。スニーカーとフラットペダルで始めたクロスバイク時代から、SPD-SLとビンディングシューズで乗るロードバイクまでの進化をたどる。

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