我が家では猫のことを「ねと」と呼んでいます。

特にこのような幼少期はくにゃくにゃしていて「ねと」と呼ぶに相応しいんじゃないかと。

1頭特に成長の遅れていた子は、拾ってから11日目に目が開きました。

他の3頭は7日目。

逆算すればやはり生後24時間未満で捨てられていたことは確定事項となりました。

成長の遅れていた子は誰とはなしに「ちびちゃん」と呼んでいます。

ちびちゃんは今とても元気にぱっちりした目でミルクを飲みまくっていますが、

2日目まで1滴もミルクが取れず、段々脱水して冷たくなってきて、これはまずいと判断し、

応急処置でブドウ糖輸液をして命をつないだ子です。

もしかするとこれは姑息的延命処置以外の何物でもないのではないか?

このまま送ってやったほうがいいのではないか?等激しく議論をしましたが、今は他の子を追い越す勢いで成長しており、やってよかったと心より思っております。

現状、結果として全てオーライ。

日に日にミルクの消費量は増え、

一缶(amazon価格1700円)を3日で飲み切るようになりました。

しかも、日齢的にまだピークは来ていません。

これが一頭ならば、経済的にもやっていけるのですが、如何せん商売っ気の無い当研究所のことですから、そこは常に金欠です。

予定していた遊び事は全てキャンセルして資金をねん出しても、大丈夫?みたいな状態です。

そこで皆様に切実なお願いがございます。

開封済のミルクで少々消費期限が切れていても湿気ていないもの。

もう使う予定が無いものをデッドストックされている方がいらっしゃったら

コンディショナー&餌、その他金魚とのバーター取引、

もしくは安価でお譲りを戴けると非常に有難く存じます。

いいよ!という方がいらっしゃったら

090-4139-5029

katsumishouten@gmail.com

までご連絡をいただきたく、お願い申し上げます。

(一応、私達が全て最初に毒見は致します)

※匿名でお送りいただくことは嬉しいのですが、お礼が出来ないのが心苦しく思いますので、可能な限り匿名はご容赦ください。

後20日ぐらいはミルク以外この子達は飲めません。

切実なお願いとして、何卒ご協力をいただけますよう、重ねてお願いを申し上げます。

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ねとのあかちゃんとは全く関係ないのですが、

来たる7/16(日)素人金魚名人戦に協力をさせていただくことになりました。

「水棲疾病基盤研究所賞(水基賞)」を設定していただき、大層なものはご用意できませんが、精いっぱいのものを副賞として用意させていただきました。

当日は主催者様と共に会場におります。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

お客様から嬉しいお知らせを戴きました。

BOCTOK2の単独給餌で、3か月間で飯田琉金が見違えるように育ったというお話で、

画像データと飼育詳細履歴も併せて頂戴いたしました。

タイムライン等、使用例としてもご参考にしていただける方がいらっしゃるかと思い、ブログ上にてご報告を差し上げます。

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【飼育環境】

・60センチ水槽(50リットル)単独飼育

・水温は5月頃までヒーターで22℃固定。その後は常温管理(現在24~26℃)

・水換え:6月下旬まで一週間に1回、10リットル/50リットル程度。現在は蒸発分の足し水。

・給餌は朝夕2回、数分で食べつくす普通の量。

【個体】

・琉金(長野飯田産)

・購入時より浮きがあり、背鰭に軽度の焼け

 

4/11(撮影日)導入日よりヘルシーラブスター給餌、スメルチ等倍:浮き等収まらず


→4/16 BOCTOK2に変更(スメルチ濃度はそのまま)


一か月目(撮影日)5/13


二か月目(撮影日) 6/11 10ℓ換水時、スメルチ抜きをすると沈没、すぐに投入して即改善。


→6/25 この日から換水せず足し水管理(蒸発分/5リットル程度)
→6/30 朝2ℓ足し水(スメルチ投入せず)夕方尾に異常が出る(画像)

パラサイトによる尾の異常


→7/3 3種(スメルチ・グラナータ・ブラモス)3倍で完治(3日目)


三か月目(撮影日)7/7 (コンディショナー濃度は3種3倍継続中)

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僅か3か月で風格すら持つ素晴らしい個体に仕上がりました。

一目見て照り・艶も良く、ヌルが健全に分泌されていることが確認できます。

また、琉金特有のメリハリに富んだボディに仕上がり、それは決して無理をして背負わせた脂肪ではなく、筋肉豊富な健康体となっております。

何か病変や異常が出た際には目に見えるものに注意を奪われがちですが、体内(消化管内や筋肉部位)の駆虫を徹底することで、食べたものが確実に血肉となり、短時間で全身状態が改善されることが極めて多く、寧ろ目に見える場所よりも内部駆虫の方が重要なのではないかと痛感させられるものです。

この個体についての明確な病識としては

・浮き(遊泳不良)や沈み

から始まっており、これはとかく導入時には移動ストレスや環境変化のせいにされて見逃されがちなものですが、こういった軽めの不定愁訴系の症状に早めに適切な手を打てば、結果として重篤化させず、その個体の生命予後や飼育者様のご負担も格段に軽く出来る可能性があることも重要なポイントとなります。

 

この個体について改善された点は3か所あり、

・体高や腹部(痩せから太く)

・各鰭の展開や延長による体位バランスの矯正

・貧血の改善(ヌルの肥厚による照り艶の向上や、色素細胞の活性化)、誰がどう見ても魚として健康体であること。

金魚の場合選別淘汰を行うものなので、つい素地の無い個体はそれ以上に良くはならないと思い込みがちですが、飼育者様の努力により短期間で如何様にもなり、また、逆も然りで良魚を駄魚にしてしまう可能性すらあります。

欠点の重症度によりそれは異なりますが、貧血と栄養の改善を行えば免疫力も自然に上がり、想定を何段も上回るような伸びしろを見せてくれる個体も多くおります。

特に鰭の条歪みは栄養障害やパラサイトの干渉によって発生していることも多く、生来のものではない可能性が非常に多くあります。これをはねてしまう方が大勢いらっしゃいますが、これほど勿体ないことはありません。

今後病変の干渉の可能性を含めた選別淘汰を行い、将来の見方を予想することを研究対象にしていくことも、金魚を未来に連れていく一環かと思われます。

 

この個体をここまで短期間に伸ばしたものは、飼育者様の熱意と観察眼、そして何より魚への愛情に尽きると思われます。

飼育者様には、この個体に関して詳細の資料のご提供を戴き、心より感謝申し上げます。

克服できる楽しさをお手伝いできることが私どもの最大の喜びです。

どうぞ今後とも宜しくお付き合い戴けますよう、お願い申し上げます。

 

文責:水棲疾病基盤研究所