こんにちはFUKUCHINです^^;
前回に引き続きエレキギターネタです。
交換したブリッジのパーツの錆取りを行いましたので経過報告したい
と思います。
45年たつので錆も赤黒く深いところまで進行してそうな感じのトーカイの
ST-80のブリッジサドル
19年経過のフェンダーJPのST57-70TXBのブリッジサドル上に比べると、
浅い感じの錆です色も赤黒くまではなっていません。
YouTubeでサンポールとクエン酸で錆取り比較動画を見て、クエン酸で錆
取りしてみようと思い実施しました。
百均で売っているクエン酸粉末を購入し、早速水に溶かします。
500ccペットボトルに手で二掴み程度の量を溶かしたものを容器に入れ、そ
れに分解したサドル、ネジ、スプリングを放り込み3日くらい放置しました。
結果クエン酸液が緑色に変色し見た感じ錆が落ちているように見えます。
2日目に一度液を入れ替えています、替える前はもっと濃い緑色でした。
ブラシでこすったりはしていません、3日間(正確には50時間程度です)放置
していただけです。
凄い威力ですね、小さな泡が出ているのですが完全に錆が落ちています。
これほど錆が落ちるとは思いませんでした、バイクの燃料タンク内の錆落と
しにもおすすめですね、コスパが断然いいですよね。
後は、軽くブラシをかけて水で洗い流し乾燥させました。
乾いた後はざっとこんな感じです。
左側トーカイ 右側フェンダーです、スプリングのみ左右逆になってます。
サドルはよく見るとトーカイは赤みがありフェンダーは青白い感じですので、トーカイ
はニッケルメッキ、フェンダーはクロムメッキではないかと思われます。
FUKUCHINはこの写真でも判別できますが、みなさんどうでしょうか・・・左のほうが
赤っぽくみえませんかね?
そういえばFUKUCHINは謀工業高校金属加工科に通っていてメッキの実習をしたことを
思いだしました。
その時に使用していたメッキ溶液はニッケル、クロムメッキとも濃い緑色の液体でした。
ニッケルは硫酸ニッケル+塩化ニッケル+ホウ酸
クロムは無水クロム酸、硫酸、3価クロム、触媒(フッ化物)
で出来ていてどちらも暗緑色の液体でした。
つまりクエン酸によってニッケル、クロムの錆ていた成分が還元されて溶けだした物と
言うことだと思いました。
まあここは専門的なところなので興味ない人は無視で・・・
サドルのネジがじゃまなのではずしたら、ポロポロと鉄くずが落ちるのでエッ
腐ってるのと思ったらメッキが剝がれているみたいです、かなりのメッキが剥
がれおちてしまいました。
個別に確認しましょう、錆で文字が見にくかったものが良く見えるようになりま
した、ただクエン酸内にあった状態よりメッキの落ちている部分は空気に触れて
みるみる黒ずんできました。
ネジ類も錆が落ちています。
スプリングはもともとあまり錆てなかったのでこんな感じです。
サドルをピカールで磨いてみると・・・
メッキ部分は光るんですが、地肌の部分は余計に黒くなってしまいました。m(_ _)m
いやー失敗失敗!!
気を取り直してダイヤモンド砥石でリューター研磨してみましたが、きれいになる
ものの研磨面が荒れるので、ワイヤーブラシで研磨しました。
かなりきれいになりますね、ただしかなりの範囲のメッキが剥げてしまいました。
ワイヤブラシ研磨後のサドルです、きれいになったでしょう(^^)
これは、交換した新品のやつですが、上の写真と比べると字体、大きさ、向きが
違うのがわかると思います。
オリジナルは
TOKAY FENDER
TOKAY FENDER と同じ向きに並んでますが
交換品(おそらくC国製)は
FENDER
REDNEF(ほんとは上下逆) となってますね、一発で偽物とわかります、前回も言い
ましたが本当にこんなことやっちゃっていいの???
文句を言われたら、「オリジナルとは字体と向きが違うのだからコピーした訳では
ない」なんて屁理屈を言い出しそうですね(^^)
追伸
上記の話はFUKUCHINが最近の製品を見たことがない事によって起きた誤解でした
最近の製品は
FENDER
REDNEF(ほんとは上下逆) となっている物があるようです。
よって上記訂正させていただきます。m(_ _)m
となるとやっぱりパクリじゃん・・・と言わなくても済むことを言いたくなるお歳
頃
今は2台とも偽フェンダーパーツを着けていますが、このオリジナルパーツはまた錆
が出ないように保管したいと思います。
サドルのネジ山も傷んでユルユルになっているので、取り付ける機会がくれば六角ネジ
だけサイズアップの新品買ってサドルの方はタップたてればいいかなと思います、業者
に頼んで再メッキする方法もあるかな、金かかるけど。
その日のためにピンに入れてバイクのエンジンオイルに漬けて冷暗所に保管しておきます。
ずっとこのままかも知れないですが・・・
これで錆が出なければいいのですが
以上取り留めのない話になりましたが、錆落としの記事を終わります。
またお会いしましょう ごきげんよう。