空はどこから/猫の長靴 -92ページ目

空はどこから/猫の長靴

日記は苦手だけど、何があって何を思ったのか、あんまり分からなくなるのもねぇ(´Д`)
だからちょっとだけ、記録を残します。

「家庭内野良」──あっき と けいた

猫ブログの更新が増えないのは進展がないからだ。
休日、私が家にいても、てんで気配がない。

何処にいるんだよ~、と探したら………

居た!


↑タイトル『光の けいた』

目が合うと
「ん?」という顔になる。
近寄ると
「ん?ん?」と後ずさる。


けいたは、まだいい方で、あっき になると………

↑「家政婦は見た」(市原悦子バージョンね)


それでも、人間狩りには慣れたようで、妻より私を狙った方がエサをゲットし易い、というのは覚えたらしい。

ポール・ギャリコの『猫語の教科書』によると
「人間はオスの方が狩り易い」
と書いてある。
何故メスは騙しにくいのか?
「人間のメスは、猫族と同じテクニックを使えるので、手の内がバレている……」
だってさ。


きゃつらの人間狩りには、概ね鳴き声が利用される。
人によっては、これを「甘え声」と勘違いするようだが、私には「文句鳴き」にしか聞こえない。
「おら!メシだよ~、ったく!気が利かねーなあ!」



もうちょっと高等な技としては、
目の前で伸びをする、というのがある。
最近けいたが、よくやる手。
朝、私が起きると、近寄って来て、ゴロンと横になる
「ほらほら、オイラをお忘れなく……」

ところが、毎日やってるから、飽きてくるんだね。
ねだりながら、アクビしてる。


こんなことはしょっちゅうで、しつこくエサをねだるから、「 ハイハイ分かったよ」と振り向いたら、アクビしてたりする

狩るんなら、せめて一所懸命狩ってくれよ~


でも、緊張感がなくなり、横着になっていくほど……
「野良」から「家猫」に変わっていく、
っていうことなんだろうね。



以上、
今日は8月22日───

八本足でニャンニャン

の日でした~


何の事件も起きなかったら──
次回は9月22日、かなぁ





Android携帯からの投稿
19日、プラチナム所属のバンド・アイドルユニット勢揃い、5時間ぶっ通しの祭典───
『P祭 2014夏』


私はアイドル対バンは苦手である。
いつか、物産フェスティバルとかショッピングモールとかの明るい会場でDORiveを観たい、
と思っているのだが、今はともかく対バンしかない。

しかも、直前にDORiveの出番が5分しかないと知らされた。
ん~、5分のために3500円のチケットを買ったのか……と、ちょっとへこんだ。


ところが結果として、
とんでもなくラッキーなイベントとなった。

以下、DORive祭×3、の話───


D祭、その1───フルスロットル!
新生DORiveの現在の持ち歌は3曲。
その内、どの曲を持ってくるだろうと思っていたら、何と全曲ぶち込んできた!
───メドレーにして

MCもそこそこに、最初から飛ばしまくる。
ファンもそれを分かっているから全力で盛り上がる。
凝縮された5分───ステージを満たす達成感。

そのあと予定されていた握手会、
私は当初「5分だけで残念だったね」と言うつもりだった。
観終わって、すっかり考えが変わった。
「やり切ったね!」と褒めたくなった。

数時間にわたるイベントで、割り振られた5分という時間、それが、今の彼女たちに与えられた評価───

ならば、いつか………

↑「テッペン穫ったる!」のポーズ


D祭、その2──リラクゼーション
特典会の時間はprediaのステージと被っていた。これは辛い。

上手のドア間近、壁にもたれてprediaのパフォーマンスを観ていたら───
目の前をセクオルのメンバーが列になって横切った。みれにゃんを先頭にさっちゃん、れなしが続く。

中央に来た時、さっちゃんがステージに向けて右の拳を大きく突き上げた───旧友prediaへのエール。
カッコ良かった!
このコたち、闘ってんだなあ、と思った。

特典会はたっぷりと時間を取っていて、DORiveを含むセクオル3ユニットが並ぶ。
スタッフは2名。空き時間が出来る。
あちこちでファンとの会話が飛び交い、ロビーはアットホームな雰囲気に包まれる。

さっちゃんとチェキを撮ったファンが、次に呼ばれるまでそのまま話している。
頃合いを見て、スタッフさんにさっちゃんの名を告げる。
チェキ撮影の後、私もさっちゃんとのんびり会話する。お互いに質問し、そうだよね、と相槌を打つ。
正面では、Mさんが私たちを見ながら、次にさっちゃんを指名するタイミングを測っている……

↑チェキはいつものフリコピ編。
『ギアスパーク』から───
(始まりの予感はsummer feel)
キッカケを探してたけど~♪
───のポーズ


D祭、その3──みれにゃん、吼える!
特典会が終わり、セクオルメンバーがロビーの向こうに去っていく。後ろ姿を見送りつつ、他のファンと雑談していると───
ん?
DORiveだけ残って、人だまりが出来ている。
近づいてみると───
なんと、みれにゃんが香具師(やし)をやっている!

「P祭のタオルが売れ残って困ってまーす!
買ってくれたら、私たちがサインしまーす!」

「たくさん売れたら、社長にDORiveの新曲を作ってもらいまーす!
もし出来なかったら、社長に文句言ってくださーい!」

脇でニコニコ笑っている人が、H社長。
ああ、この人か。さっちゃん(馬越幸子)にブログタイトルを「皆に幸あれ」から「馬に幸あれ」に変えたらどうか、と言って、反対コメントをいっぱい寄せられた人は………
って、これ、3年前の話(笑)


「ほら~、DORiveR(DORiveファン)の人、いないの~?」

みれにゃんの呼び掛けに、タオルが次々と売れ始める。
他のユニットの物販が捌け、広くなったロビーで、DORive3人が手分けしてサインをする。

その様子を眺めていた私は
「今、何をしてるんですか?」
「このコたち、何というユニットですか?」
と、通りがかりの人に質問された。

みれにゃんの機転───
状況を見てとっさに判断し、即、行動した。
そしてサプライズのイベントが出現した。

当意即妙
みれにゃん、お見事!




私はDORiveに思う
苦労人にして感性豊かな みれにゃん
柔らかい笑顔で周りを引きつける、蜂蜜のような れなし
そして、私が3年追い続けて、未だに魅力の正体が掴めない、不思議系不思議キャラのさっちゃん

この3人の個性(タレント性)が伸び伸びと発揮されるユニットでいてほしい。

月に何回かのライブ(お披露目)があり、3人それぞれのファンが集まる。
三つの魅力が駆動する。
これでは三輪だから、DORiveRも一輪に数えてしまおう。
それで四輪駆動

そして、
DORiveは走り出す───






Android携帯からの投稿
若い頃、私には4人の文学アイドルがいた。
単体ではジェーン・オースティン
ユニット(?)ではブロンテ三姉妹

因みに男性ではトマス・ハーディが好きだった。
私には何故かイギリスが懐かしい……私の前世はイギリス人だったのだ……たぶん
もし海外旅行をするのなら、最初はイギリスと決めていた。


ある冬の日、造材現場(木材を伐り出す作業)に向かうべく、夜明け前の雪道に車を走らせていた。25日だった。
今日、誰かの誕生日だったよな~としばらく考えて、気がついた───
キリストの誕生日だった


林業は季節労働、クリスマスとかゴールデンウイークとか、無くっても仕方がない
でも、オフシーズンなら、休んでも罰は当たんないよね
と、いうことで、翌年3月、イギリスを一週間旅行した。
1989年のことである。


目指したのはイングランド北部、ハワース
───ブロンテ姉妹のふるさとだ。

当時、ブロンテ姉妹の作品といっても、邦訳は『ジェーン・エア』と『嵐が丘』しか無かった。
学生の頃、書店や図書館でいろいろ調べたけれど、見つからなかった───
末っ子アンの代表作『アグネス・グレイ』

これを読まなきゃ、ブロンテ・ファンて言えないだろー


ブロンテ姉妹は日本でも人気なのに、何故アンの作品がないんだろ?
古い時代に一度邦訳されたことはあるらしい
古本屋を軒並み当たって、あ"~


……というところで話を飛ばして


ブロンテのふるさと、ハワース。
そこの『ブロンテ記念館』で原書を買った


でも……読めん

これ、1ページ読むのに50回くらい辞書引かなきゃならないよ


因みに、この記念館、小振りで雰囲気が良かった。
荒野(ムース)散策に時間を掛け過ぎて、入ったのは閉館間際。
いわゆる「ブロンテ・グッズ」を買いまくった。

ゆかりの品も展示されていて、シャーロットのドレスが飾ってあった。
シャーロットは特に小柄で、夫と寄り添うと腕にぶら下がっているようだった、とか……
ホントに小さいドレスだった。

ロンドンに戻り、語学留学中だった先輩の妹さんに会い、この話をすると、彼女曰わく
「ブロンテも災難ねえ……」

それは私も思っていた。
ブロンテ姉妹にはその手の自己顕示欲はない。
特にエミリーは『嵐が丘』の出版すら渋ったくらいだから、記念館で晒されるなど、さぞかし嫌がるだろうな、と思う。

でも、仕方がないのである。
百数十年後、極東の若者までが、その名を慕ってハワースを訪れる。
記念館は彼女たちの為にあるのではない。ファンの為にあるのだ。
エミリーごめん、
私はやっぱりここに来たかった。


さて、
それから25年後の夏、暑さしのぎに逃げ込んだ県立図書館。
退屈まぎれに検索してたら……
あれ? あったよ!

いつの間にか、こんなのが出版されてたんだ~
ブロンテ全集


ついに、アンの『アグネス・グレイ』を入手した。

アンはどんな娘だったのか?
読んでみて、思った───

シャーロットの大ロマン
エミリーの激しい情熱

それに比べて、アンの小説は温和しい。
むしろジェーン・オースティンに似ている。
世俗的な小さな出来事を題材に、たっぷりと言葉を使い、自分の思索を書き込んでいる。
奇跡も激情もない、でも、正直である。

彼女が許せないのは傲慢な人たち──社会的地位に胡座をかいて、他人を見下す人たち──
そんな時、創作として、よく見かけるのは、作者が神になった如くに、嫌いなキャラを不幸に陥れるストーリー展開

でも、アンの品性は清々しい。
嫌いなキャラをいたぶったりしない。
その状況下で、自己を曲げない真面目なヒロインが描かれている。

一人の人間が持ちうる世界観など知れている。
所詮、独り善がりであり、実際、こんな生真面目な人間がいれば、うざがる人もいるだろう。
でも、私は「この娘、いいコだなぁ」と思う
───今の私の年齢で言えば、この時のアンは娘の歳である。

因みに、シャーロットの作品もそうだが、ヒロインは美人ではない。
『ジェーン・エア』では、気を失っているヒロインを覗き込み
「この人の顔には、美しい要素がひとつもないね」
というセリフがある。
随分な劣等感だなぁ
美しさのない若い女性なんていないよ



さて、私のハワース散策。折しも雨

牧師館をスタートして


観光地の例にもれず、何にでもブロンテの名を付けている
↓ブロンテの小径

↓ブロンテの滝。平たい石はブロンテのベンチ

↓ヒツジがいっぱい。でも「ブロンテの羊」とは……言わない


↓目的地、『嵐が丘』のモデルとされるトップウィズンズ

小雨の中、どれ程の時間、うろついただろう。
寒かった。芯から凍えた。
人里に下りてきて、まだ客のいないレストランに入れてもらい、一杯の紅茶とストーブで暖を取った。

この荒涼とした気候、そりゃ長生きしないよ、と思った。
エミリーは29才、アンは30才で死んでいる。


ヒース(潅木しか生えない荒れ地)を横切る、この散策路、エミリーがこよなく愛したらしい。

映画『ブロンテ姉妹』では、エミリー役が希代の美女イザベル・アジャーニ。
小雨の中、ズボン姿でヒースの丘を黙々と歩く情景が印象的だった。


今、『アグネス・グレイ』を読んで、私はこんなイメージを抱いている。

姉妹の中で一番背の高いエミリーが、あごをツンと上げて小径を往く。
一回り小柄なアンが、エミリーの腕を取り、ぴったりと寄り添っている。

その淋しく凛とした後ろ姿が、ワザリングハイツ(嵐が丘)の彼方に消えていく───


このコたち、やはり私のアイドル(偶像)である。





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