空はどこから/猫の長靴 -65ページ目

空はどこから/猫の長靴

日記は苦手だけど、何があって何を思ったのか、あんまり分からなくなるのもねぇ(´Д`)
だからちょっとだけ、記録を残します。

『不思議の国のアリス』でマッド・ティーパーティに登場する帽子屋と三月ウサギ

なぜ彼らが「マッド」なのか
「帽子屋」はシルクハット製造に水銀を使ったことによる水銀中毒の症状――ドジソンめ!なんて心ない発想!
「三月ウサギ」とは、春、発情期のウサギたちが狂ったように跳び跳ねている様子から――これはまあ、恋の季節と考えればオメデタイかな


さて、三月ヒツジのファイミル、この月、最後のイベントに行ってきた。
鶯谷、キネマ倶楽部でのユルリラポ対バン



愛しの三月ウサギたち――
れなし、さっちゃん……ナゼか変顔(笑)



会場に入って、DORiveタオルを首に掛ける
これは云わば「旗印」
どのユニットの信者なのかを明らかにする。
ユルリラポはまだタオルを作ってないからね、私はDORiveファンを主張したのだ!

対バンではいつも、先ずは上手か下手の最端(スピーカーの前)に位置取りをする。そして、客筋を眺め、推しのユニットでどの辺の最前を狙えるかを推し測る。

私がたとえ隅の方でも最前にこだわる理由――
観客の頭越しに彼女たちを見るのが嫌なのだ。観たいのは彼女たち。後頭部ではない……まあ、出来れば、の話だけど


ー組目のファンが捌けて、スルスルと前方ヘ――無事さち・れなポジションをゲット!
これだけのために来た。
極上な15分の始まり――

午前二時→ポータブル→ゆるふわ
コール、振りコピ、だいぶ上達した。
……と褒めてもらえるかなあ


2月末日にお披露目されたユルリラポ
そして3月、ミントグリーンの妖精たちは躍動した。
ファイミル羊もよく跳ねた。
夢のようなひと月だったなあ


特典会にて――
ワンマン、やりたいね
うん、年内に実現出来たらなぁ、と美有ちゃん
カバー曲を増やして、コントやトークを入れて……
出来るかな?
出来るさ、prediaだって、ファーストワンマンはそんな感じだったんだぜ
へえ、そうなの!?――星の子ミユは眼をキラキラさせる。

私の中で、5つの個性が豊かな輪郭を見せ始めている。

現実には、ゆるくリラックスして、なんて生きていけないよ
でも、だからこそ、このコンセプトには夢があるんだ。

ゆるりらに、これからも幸運の風が吹きますように――


では、4月もお会いしましょう

ゆるりら


ぽっ♥

鶯谷は上野の近く、というよりほとんど上野公園の脇――ってことを今回知った。
キネマ倶楽部の対バン、ユルリラポが13:30、prediaが20:05
どうせだから両方観たいよねぇ
でも、どーする?5時間以上だぜ(汗)


折から春、天気はうららか、上野公園……
妻を誘った。
上野でメシでも食わないか?
桜の満開は来週のはず、まだなんぼか空いてるんじゃないかな?


かくてユルリラポ観賞後、公園で待ち合わせ

で、ゆるりらネタは明日に回して、今回は上野の話――


午後の上野、暑かった
温かすぎて、桜が満開になっちゃった。


鶯谷から、道に迷いながらも、たどり着いた博物館

くじら、デカイ


SLの脇を通って


野口先生こんにちは


東京って、他の大都市と比べても、意外と緑被率(地域内の緑地面積率)が高い――
って聞いたことがあるけど、ホント、公園がデカイんだよな

でも、それを遥かに凌ぐ――
人の量!

ラピュタのムスカなら、こう言ってるよ

「見ろ、人間がゴミのようだ――」


ケータイやスマホの普及以降、みんなが写真を撮る。みんなが立ち止まる。人波が流れない――
田舎モンのファイミル夫妻、人ゴミはNG……
あっさり花見を諦めた。

それでは、とエサ場を探す
そして見つけた蒙古料理店

――ラム肉、食える!



入ってみると、日本語よりも中国語が飛び交う店内、異国情緒を楽しみつつも――




ラム、ラム、ラムの食べ放題



かくて、ファイミル夫妻、ヒツジの共食い~ww



漢方薬のような木の実がゴロゴロ入っててね、如何にも身体に良さそう
ラム食べ過ぎて、シメの麺を食べられず(汗)


店を出て、再び公園を横切る
すでに夜桜風情――


それにしても、日本人ってホントに花見が好きだね。
というより、桜のない場所にまで座りこんで飲み食いしてる

……今年の花見、もう充分だね



パンダもぐったり



かくて再び鶯谷ヘ
prediaメンバーはキネマ倶楽部が好きでね。ステージの造作が良いんだよ、螺旋階段まであってさ
(但し、音響はあまり良くない。音が割れる)
女房をコーヒーショップに残し、30分間のprediaを観に会場ヘ

ここでは、一旦出る時、確認用に再入場希望者の顔写真を撮る。
「再入場です」と入り口で告げたら
「はい、どうぞ」
「あれ?確認は?」
「あなたの顔は覚えてます」
……俺って……そんなに変な顔?(汗)

「男はつらいよ」の原案は「愚兄賢妹」――
山田洋次監督が語っていた。

これは私が好きなユーモア小説家、佐々木邦の代表作「賢兄愚弟」のリスペクトである。
つまり「男はつらいよ」は賢妹がいて成立する。愛する妹を悲しませるから、兄(男)はつらいのである。


どうせ俺らはヤクザな兄貴
分かっちゃいるんだ妹よ
意地は張っても心の中じゃ
泣いているんだ兄さんは……



私には女きょうだいがいない。
つまり、若い娘さんと生活を共にしたことがない。
もちろん、心配してくれる娘さんもいなかった。

だから、さくらは理想像である。
こんな妹を困らせて
「お兄ちゃん!」と叱られてみたかった。

寅さんシリーズは、三作目と四作目のみ、山田監督がメガホンを取っていない。
そしてこの二作品では、さくらがほとんど登場しない。
威勢の良いオアニイサン、フーテンの寅は賑かに活躍するが、私には物足りなかった。

このシリーズの裏コンセプトは「妹はつらいよ」
これは寅さん映画であると同時に、さくらの映画なのである。

寅さんは誰かに手紙を書くとき、さくらのことをいつも「愚かなる妹」と書く。
ある時、寅さんは さくらの前でそれを読みあげる。文面には愚妹、愚妹と連呼されている。
さくらはそれを聞いても「いやあねえ」とひと言――怒りも笑いもしない。
度量が桁違いに大きいのだ。


何十作目の時だったろう
山田監督がインタビューに答えていた。多分、何作目まで作るのか、というような質問だったと思う
「……さくらもすっかりオバサンになっちゃって」
会話の脈絡もなく、監督が言った。しかもインタビュー中2回も。

理想の さくら を最も追い求めたのは、監督自身――さくらに会いたくて寅さんシリーズを作り続けた、そんな気さえする。


山田監督の初期の作品には「馬鹿が戦車でやって来る」とか「なつかしい風来坊」とか、云わば寅さん系のキャラが活躍する喜劇が多い。
しかし、そこには「マドンナ」はいても「さくら」がいない。
山田喜劇は
さくら=心で泣いてくれる賢い妹
 によって完成するのだ
――あくまで個人的な見解ですよ


今、BS-ジャパンで週一回、土曜は寅さん!と銘打って「男はつらいよシリーズ」を放送している(何故か今週は休止している)

私の印象深かった名セリフは何話目だろうと観ていたら、第8話だった。

とらやの2階、寅さんが鞄に着替えを詰めている。
さくらが上がってきて、寅の脇に悄然と座る
「行っちゃうの?」
「さくら、あんちゃんみたいに、ふらりと旅に出たいと思ったことがあるか?」
「あるわよ……そしてこんな木枯らしが吹く夜に、ああ、今頃さくらはどうしているかな、寒い思いをしていないかな、って……心配させてあげたいわよ」

凛々しく清潔感に溢れ、情は深いが媚びるところがない。

聖女と言ってしまうとそれまでだけど……
文学的(?)に捻って考えてみる。

こんな立派な妹がいたら、愚かな兄はヤンチャして、ダダを捏ねるしか、やりようが無くなってしまう。
立派になるんだ――自慢の兄さんになるんだ――と夢を描いても、生来の怠け者、挫折を繰り返す。

愚兄には、妹を困らせることしか愛情を伝える手段がないのである。
心で泣いて詫びることしか出来ないのである。

つまり、さくらとは男の理想像でありながら――
賢く清潔過ぎるがゆえに――
実は男を挫けさせる、希代の悪女なのかも知れない。


と、一応の結論が出たところで――

自分の身に置き換えて、つらつら思う……

愚妻で良かったw