空はどこから/猫の長靴 -110ページ目

空はどこから/猫の長靴

日記は苦手だけど、何があって何を思ったのか、あんまり分からなくなるのもねぇ(´Д`)
だからちょっとだけ、記録を残します。

戦後の混乱期、進駐軍の将校相手の愛人(売春婦)のことを「オンリーさん」といった。
日本現代史の暗部だが、この言葉の響きは好きだ。

オンリーさん……

ひとつのユニットだけを愛するオタのことは、その界隈ではなんと呼ぶのだろう?

まあ、昭和も遠くなりにけり……
この言葉をこんな意味に使っても、もはや違和感はないだろう。


私はprediaの「オンリーさん」である。

predia以外のユニットには興味がない。
と言うより、興味を持つだけの気力・体力がない。息も絶え絶えでprediaだけを追いかけている。


以前私は、
「子どものパフォーマンスは苦手、対バンは正直しんどい。
もし大人ユニットばかりの対バンがあったなら、私の足取りはさぞかし軽いことだろう」と書いた。

その大人対バンが実現してしまった。
行かないと、私は嘘を書いたことになってしまう。
そんな訳で、もう行かないと決めていた対バン──渋谷WWWでの『大人アイドルライブ』にのこのこ出かけていった。


結果として、なかなかに面白かった。
ポッシボーは何度か見てきたけど、勢いがあっていいね。特に今日は思い思いのファニーなコスチュームがよかった。絶対的エースがいるという安定感もある。


7cmを観たのは昨年の夏以来。
こんなにダンスが巧かったっけ?
歌のおまけというレベルじゃなく、ダンスショーを見ているよう。見応えがあった。

そして思ったのは……
メンバーひとりひとりが「違う顔」をしてる──

若い子のユニットだと、みんな同じ顔に見える──7cmの顔はそれぞれに人生を刻んでいる。それが好ましい。
人生は芸能の糧となるのだ。


ちなみに、
Chu-○というユニットを初めて見た。一時期、prediaに似ているという評判で、ファンもかなり流れたと聞いた。
コアなprediaファンだった人がprediaワンマンでChuー○のチラシを配ってるのを見て、絶句したことがある。
人の世には「節操」という言葉があるんだよ。

さて、初めて見たそのユニット……
どこが似てるの?!
まあ、陰口はやめとく。


さて、predia
prediaは、セクシーではない。
玲ちゃんもゆったんも、7cmに比べればセクシーではない。
キュートなのだ。
大人=セクシー=胸とお尻、では短絡的過ぎる。

prediaの魅力はエレガントさ、ハイヒ一ルという制約を課して踊るストイックさにある。
そして大人だからこそ、あどけない仕草が殊更キュートなのである。

それが私のpredia
prediaを見ていれば、女性の魅力で見たいものは一通り鑑賞できる──エロ以外は


握手会の時、prediaと書かれた大きな幟(こんなの前からあったっけ?)が会場中央に現れた。戦国武将の旗差物みたい。
その真ん前にるーちゃまとあかねんが立ったから、まるでpredia軍の総大将みたいだった。
実際、ここは戦場である。大人ユニットがファンを取り合うのだ。
だから握手の時、総大将に「俺はpredia国民だよ」と申告した。

ルナは髪を染めていた
「また髪を赤くして~!」と言うと「赤じゃないよピンクだよ、ほら」
「髪の毛傷めるなよ」
「私、髪が傷まない体質やねん」
まあ、当人がHappyなら余計なことは言わない。

桜っちょには思い出話
「デビューの時、一人だけ黒いドレスでハニーBを踊ったよね。この衣装で思い出したよ」
らちょと私は、prediaに関しては、メンバーとファンとしてほぼ同期生なのだ。


さて、最初の内、
全握の長い列に並ぶのが嫌で、しばらく様子を見ていた。
列が終わりかけた頃に回ったら、あっきーに
「どこかへ行ってたの?」と訊かれた。

オンリーさん、勝手に勘違いして、その後の個握であっきーに言った。
「ひょっとして、他のユニットに行ってたと思った?
有り得ないよ、俺はprediaオンリーだから、prediaしか興味ないから──
あっきーオンリー!……ではないけど……」
まあ、predia内でのオンリーはない。
でも10カラットもあれば、prediaだけで充足する。



写真NGだったので、これはワンマンの時

頬に受けるSea breeze♪



私たちは立ち上がるの♪



この曲はやらなかったけど
最近やけに綺麗になった「気になるあのコ」









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ライブ会場『青山月見ル君想フ』
なんてラブリーな名前



この会場に来るのは2回目
ここは丸椅子が堅くてね、しんどいから背もたれのある最後尾に陣取った。


でも、ステージはいいね。
このお月さま。
この月がライブ中、夜空を巡るように様々な陰影を見せる。


今日の一組目──美香さん
情感のある歌声。声に実があって適度にハスキー。
例えるなら「三食キチンと食べているchara」という感じ(違うか?!)
テーブルに頬杖ついて聴いていると、まさに「君想フ」の幻想が湧く。
「君」とは、今日は会えない君、家で待つ君、懐かない猫の君……

2組目──Beret of crow style
このユニットは気に入った。
女性ボーカルと男性のキーボード。
大人の匂いがする。
映画で見るような、煙草の紫煙が揺らぐクラブでウィスキーを傾けながら聴きたい音楽。ボーカルのパフォーマンスも気が利いている。全身で歌い、時に縦笛を吹いてアクセントを入れる。
トークにて
「他の出演者に若さも可愛さも負けてるけど……そうそう!一つだけ勝ってる──
一番月が似合う!」
確かに、月見ル君想フの収穫でした。

対バンで初めてpredia以外のCDを買った。


一万円札を出して、ボーカルの女性を両替に走らせてしまった。我ながら無礼な奴である。

家に帰って妻と二人で聴いてみたら、やっぱり面白かった。
音楽(おと)を愉しんでる──自由闊達さがイイ!


3組目──菅野(すげの)恵さん
この人は野外ライブが似合いそう。笑顔が「歌のお姉さん」そのものである。
途中、ステージ下手に移動して、ノーマイクで歌った時は嬉しかった。
私はマイク(電気を通した音)は苦手である。
人間のDNAには、まだ電子音は刻まれていない。
このくらいの規模の箱なら、いっそノーマイクで歌ってほしいと思っている。

5組目──花海、フルバンド5人組のユニット。
ボーカルはその辺にヒョンと居そうな可愛い女の子で、全身で力を込めて歌う。それは素晴らしいのだけれど
私は苦手なのである、女声の高音が。電気で増幅された甲高い音に包まれると、耳が苦しくて脂汗が浮かんでくる。これは生理現象、仕方がない。


そして、4番手は『もちとち』
ジーンズでボーイッシュな あかねんと、赤い上着の令嬢 るーちゃま。
コントラストがいい。
声にボリューム感が出てきた。
prediaライブでの大音量のカラオケと、アコースティックでは、発声方法が違うのではないか、と思う。
アコースティックで歌うコツを掴んだのか、声がふくよかになっている。
それにつれて、存在感も増している。ステージから溢れ出すようだった。
ただし……逆に声が張りすぎてる、という曲もある。
Sunburnd~、これは力強くではなく、切なく歌ってほしい。

もちとちは、最初はボーカル二人とギターの歌波さんの三人ユニットだったとか
あかねん曰わく「それがポケモンみたいに数が増えて今のメンバーになった」

ポケモン?……だったら、私は更に付け加える。
「そのポケモンは、むくむくと大きくなり、更なる進化を遂げる」
ひょっとすると、腕試しで始めたこのユニット……彼女達にとって、思わぬ成長をもたらすかも知れない。
ただ、ライブ中のホーム感が気になった。もちとちの時だけ会場の空気が違う。
prediaファン以外の人の評価が気になるところである。


いつもながら、真っ先に物販に並んだ。こちらから訊く前に、るーちゃまが教えてくれた。
「告知忘れちゃった、次は5月13日だよ」
はい、お嬢様。進化する『もちとち』楽しみです。

外に出て空を見渡す。
ライブ中、アーティスト達が触れていた──
今日は満月、月蝕もあったそうだ。

正に「月見ル君想フ」の夜。





おまけ──
そういえば、2年前の月蝕の夜。
ファンのみんなが「月(ルナ)が消えちゃうよ~」
とツイートで盛り上がってたなあ……


私のお月さま(Jさん撮影)


オチはこれかい!





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チビ達を連れての軽井沢一泊旅行。
それは災害に遭った時、チビ達を連れて動けるかどうかの避難訓練のつもりだった。

家庭内野良、あっき・けいた、初めての旅。
私は当初「ニャンニャンパニック」というタイトルにするつもりだった。


が、そんなノドカなものじゃないことを、思い知ることになる──

けいたは、それなりに私たち(特に妻)に懐き、布団に潜り込んだりもする。
だからカゴにも入れやすい。
少なくとも、捕まったら殺される、とは思っていない。


ところが あっきは、野良根性が抜けない。
妻でも、捕獲に2回しか成功していない(つまり、病院にもなかなか連れて行けない)

エサを手元に置いて気長に待つ。食べてるところで背を撫でて、落ち着いていればカゴに入るよう誘導する。

警戒されている私は「動くな」と妻に言われてソファに座ったまま気配を消す。

あっきが妻に近づいてくる。
でも、旅行の準備で部屋の様子が違うから警戒が解けない。
一回失敗、押入に隠れてしまう。
妻いわく「これで、あと2~3時間は無理」

ええーい、待ってられるかぁ!

と、私はあっきを追い回し、ついに風呂場に追い詰める。
あっきは窓ガラスをよじ登ろうとして、必死の形相。
両耳を寝かせ、牙をむき出してシャーと威嚇する──こんな表情、かつての愛猫ファイ・ミルでは見たことない。

胴体を掴むと、身をよじり後ろ足で爪を立てる。
月子一族にこれを初めてやられた時もショックだった。
ふぁい・みるからは後ろ足の攻撃──本気の敵意──を受けたことがない。

十数分の格闘の末、ようやくタオルで押さえつけ、かごに押し込む。


かごの中から覗く目は、恐怖で瞳孔が開いている。

そして、私は血だらけ


この時点で、ブログタイトル「ニャンニャンパニック」は没。
「野良猫・凶状旅」にしようと思った。この狼藉、極道もん並みである。


ところが、その後……

鳴き声ひとつ立てなくなった。


けいたもカゴの中でフテクサレていたが、これは「不機嫌」な顔。異常ではない。



でも、あっきの瞳孔は恐怖で開いたまま。
顔つきが変わっている。
まるで殺される直前の顔。



通常、野良猫はほとんど鳴かないという。
家猫が鳴くのは、人間に気持ちを伝えるのに便利だと学習するからだ。

あっきの鳴き声は、旅行中一度も聞くことがなかった。
それは私たちとコミュニケーションを取る意思がないということ。
私のためにあっきは鳴かない(語りかけない)──
なんという断絶。

結局、ホテルの部屋で、
けいたは多少うろつき、エサも食べたが、
あっきは硬直したままだった。


まあ、避難したとして、2~3日は静かにしてるだろうね。
でも、エサも水も口にしないパニック状態で、避難生活は続くまい。


妻が提案する。
家に帰っても、ゲージに閉じ込めておこう。
人間がいる環境に慣れ、危害を加える連中じゃないと分かるまで、ゲージに入れて目に見える場所に置いておく。

これは妻が以前から主張していて、私は「そんな調教みたいなこと、嫌だ」と拒否していたこと。

是非もない。
野良に戻すか家猫にするか、二者択一するとなれば……
私は私のエゴをもって、こいつを家猫にする……


帰宅してすぐ
猫トイレの上に、うずくまっている。



そして翌日。
少なくとも目は落ち着いてきた。










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