結局新年を迎えても

相も変わらず働き尽くし

古い映画を観た

公開が僕の生まれた年の1979年
 
緒形拳さん主演

迫力があった

女優陣は皆若いのに色気があり

女だった

小川真由美さんは特に大好きだ

復讐するは我にあり

そういう部分が自分にもあるのかもしれない

惰性なのかもしれないが

ずるずると女々しく

自傷行為のようなもので

疲れていると生きてると実感するというか

本当はもっと幸せになりたいのだ

と言いながら

やっぱり結構幸せじゃないかと

まだまだ

今のままでまだまだと

塞ぎこんでいるのかもしれない

歳を取るにつれ

何もかも言い切る事が出来なくなった気がする

かもしれないなどとは

物事は一周して元に行き着く

どんな想いも言葉も

どの思考も

何もかも本気を出したところで

まずそれ自体が嘘で常に本気ではあり

実はそれも

嘘かもしれない

給与明細の数字は真実だ

相手が間違えさえしなければ

それも確かに良い

でも今年は何かを生み出したい

出来なかった事を

出来るようにする事

人ときちんと向き合う事

今年の目標

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日がまたいで

クリスマスイヴ

当然仕事

仕事というかアルバイト

年賀状を購入したはいいが

全く手がつかない

というか横になって坂本龍一を聴いていると

右手が上がらない

身体が疲れているというか

心が疲れているのかな

クリスマスというのは

子供の頃を思い返せば

街中がライトアップされた飾り付けと

そのクリスマスソングが

おもちゃやゲームのプレゼントを

親に買って貰えるのがわかっているから

とても楽しい気分になる

しかし今は

忙しい年の暮れに

この1年を振り返ざるを得ない

来年をどうしようかと

隙間隙間であれやこれや

自分を見つめ直す

という事は 

クリスマスというのは

やはり自分の本性を思い起こすきっかけの事を言うのかもしれない

それがクリスマスプレゼントなんだろう


茂木さんのツイッターをたまたま読んだのだ

確かにそう言われれば毎年この時期は

そんな状態になっていた

先程

いつも開け放しにしていた襖を

閉めてみた

そしたら

白い襖に光があたる割合が増えて
  
部屋が優しい灯りに包まれている

out of noiseが流れている

扉や襖は閉めてみるもんだ

そうやって自分の本性を探る

やりたい事は沢山ある

あり過ぎて定まらない  

夜遅くに

60過ぎの

もう70近い2人のおじいさんが

下を向いて働いている

1人がある瞬間顔を上げたので目が合った

それはとても鋭い眼光だった

僕は自分の事しか考えていないので

やはりまた素通りするだろう

僕達が生きる為に取り込んでいる空気中には

亡くなった人の灰が塵になり

実際にその塵が入っているらしい

何が自分の人生を生きるというのか

楽しみも悲しみも素通りする

今日はプレゼントを買いに行くのだ
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劇団わらく
 「動員挿話」「あしたは天気」
      space 雑遊

新宿駅の三丁目方面に向かう地下道を歩くと高揚する

僕にとって

かけがえの無い思い入れがあるようだ

初舞台の時のあの空気

口では何とも説明出来ない

岸田國士作品はいくつか観たり

やったりしている

今回の動員挿話も劇団の稽古で何度か読んだ

わらくを外から観るのは今思えば初めてだったが

とても面白かった

セットはシンプルで

音も照明も

それが良く

その瞬間

この瞬間に集約されたものが

はっきり見えた

明日は天気の最後の夫婦のやりとりは

役者の台詞を聴いているだけで

こんなにも幸せな気持ちになれるのかと

これで明日も頑張れると

勇気を頂いた

観音経の能苦世間苦を思い出したが

自分や状況

それら沢山の物を乗り越えたいという気持ちになっている

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