劇団わらく
「動員挿話」「あしたは天気」
space 雑遊
新宿駅の三丁目方面に向かう地下道を歩くと高揚する
僕にとって
かけがえの無い思い入れがあるようだ
初舞台の時のあの空気
口では何とも説明出来ない
岸田國士作品はいくつか観たり
やったりしている
今回の動員挿話も劇団の稽古で何度か読んだ
わらくを外から観るのは今思えば初めてだったが
とても面白かった
セットはシンプルで
音も照明も
それが良く
その瞬間
この瞬間に集約されたものが
はっきり見えた
明日は天気の最後の夫婦のやりとりは
役者の台詞を聴いているだけで
こんなにも幸せな気持ちになれるのかと
これで明日も頑張れると
勇気を頂いた
観音経の能苦世間苦を思い出したが
自分や状況
それら沢山の物を乗り越えたいという気持ちになっている