華麗なるギャッビー | 花鳥風月文々草紙

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独身女と愛しの文鳥との平和でのほほんとした日々と、料理や好きな手芸や音楽と言った趣味のブログです。

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原作を最初に読んだのは、確か中学生の夏休みニコニコ

その頃はただ面白いってだけだったけど、

大人になってからもう一度読んだら深い話でした。

この作品、レオ様じゃないと成立しませんねぇラブラブ


 1920年代のニューヨーク、ロングアイランド。

 お城のような豪邸に暮らし、夜毎豪華なパーティーを

 開く謎めいた富豪ジェイ・ギャッビー。

 隣の家に越してきた青年ニックは、そんな彼に興味を

 持ち、やがて言葉を交わすようになる。

 ニックは、名家に生まれ、外国に留学し、

 両親が亡くなった後莫大な財産を相続した、

 そんなでき過ぎた話に疑問を持つのだった。

 なぜ夜毎パーティを開くのか・・

 それは、愛してやまないある女性が訪ねてくる日を

 待ちわびていたのだった。

 その女性デイジーは、かつてギャッビーがこよなく

 愛し、求め続けた人だった。

 デイジーと結婚の約束をしていたが、

 戦死の公報が間違って届いてしまい、彼女は

 両親が決めた相手と結婚してしまっていた。

 狂おしいまでにデイジーを求めるギャッビー。

 それはやがて大きな悲劇につながっていく・・
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 富豪の一人娘に生まれたデイジー。

 だけどギャッビーは極貧の開拓農家の生まれでした。

 

 なぜ彼があれほどまでにデイジーを求めたんだろう・・


 思うに、デイジーと言う存在は、

 彼にとって喉から手が出るほど欲しがった 

 富豪の暮らし、豊かな暮らしの象徴だったんじゃないのか。

 彼女を手に入れるために、犯罪にまで手を染める。


 デイジーと出会って恋に落ちた頃、

 彼は何も持っていない状態でした。

 この時のギャッビーを演じられるのはレオ様だけですねにひひ

 笑顔の奥に大きな悲しみが見えたからです。


 もしギャッビーとデイジーが結婚していたら・・


 当初は幸せだろうけど、お金が無いと言う事実を知ると

 デイジーは一気に冷めていくのかも。

 

 彼女は女そのもののような気がします。

 女は現実に生きるものだから・・

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物語は大きな悲劇へと流れていきます。

色んな人の思いと悲しさや憎しみが絡まっていくと、

どうしてこんな悲劇になるんだろうしょぼん


夜毎のパーティに集まって持て囃した人達は

最後にギャッビーに背を向け、忘れてしまいます。

デイジーも、結局全て無かった事にしてしまうんです・・


1920年代のアメリカって、

バブルに浮かれていた日本みたいだと思いましたねあせる

華やかで豪華なパーティと最後の何も無い館。

彼の人生って何だったんだろう。


デイジーと逃げる約束だったけど、

二人に未来はきっと無かったと思います。

現実になった時、彼女はあっさりと彼を捨てるだろうから。


3Dにする必要があったんでしょうかねショック!

パーティシーンは滅茶苦茶綺麗でしたけどね。



毛皮反対の絵本です、読んで下さい
http://moru.art-studio.cc/art/book.htm







 

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