けいちょんの夢だったり野望は一体なんなのだろうか。過去の発言から参照すると3つの夢や願望があった。実現したものからいうと、1つは西野未姫との結婚である。元々は2020年に「年内に結婚する」と宣言したものの叶わなかったが、その2年後に実際に結婚を叶えたのである。結婚については後述するとして、2つ目はけいちょんチャンネルの登録者数100万人だ。何度か100万人を目指すと言ってきたが、特に今年の正月に今年の抱負として改めてチャンネル登録者数100万人を目標とすることを宣言し(【ご報告】山本夫妻から新年のご挨拶と大切なご報告【2023年もよろしくお願いします】)、しかも「年内に」とまで言った。これについて自分は「無理だと思う」と「けいちょんチャンネル登録者数100万人は如何にして可能か」で述べた。
そして3つ目はなんと「BLUE NOTE TOKYOでライブがしたい」とのことだ。これはけいちょんが街録チャンネルに出演(【後編】山本圭壱/10年かけてめちゃイケ復帰/相方と松本人志に言われた一言に…/ドキュメンタル優勝)した際に「近々の目標とかあるんですか?」とインタビュアーに聞かれて答えたものだが、これを聞いたとき自分は心の中で「はぁぁ?!!!!」と突っ込んだ。色んな意味で意味不明であり、これこそまさに「無理だと思う」なのである。BLUE NOTE TOKYOというのは本格的なジャズやブルースのアーティストが出演する場所であり、結論から言うと歌手としてのけいちょん及び「け'z」は本格的でもなくジャズでもなくブルースでもない。街録チャンネルでの発言を要約すると、
「昨年、和田アキ子のディナーショーを見に行ったときに、72歳にしてBLUE NOTE TOKYOで歌われてるのを見て感動を覚えた」
「和田アキ子の立ち振る舞いを見て、存在感が凄いと思った。なにかそういう存在感を感じられるところに行きたい」
ということで、簡単に言うとステージの上で輝きたいという願望がけいちょんにあるのだと思う。なので、け'zやけェスはその一環なのだろう。
さて、ここで西野未姫との結婚の話に戻すが、もし1年半ほど前にけいちょんが、仮にそれが悪ノリの冗談半分だとしても「西野未姫と結婚したい」などと言っていたら自分は「はぁぁ?!!!!」と突っ込んだだろうし、「無理だと思う」と結論づけていただろう。実際に「西野未姫と結婚したい」とは言わなくても、明らかに西野未姫を特別気に入っていること自体には、けいちょんチャンネルファンは気づいていただろうし、西野未姫に擦り寄っていることに対して「けいちょんマジで西野未姫を狙ってるわ」とか「若い子につきまとうのやめてあげて」というようなコメントを当時はいくつか見かけた。
…ところがだ。本当に結婚したのである。こうなったらもうけいちょんの大勝利と言わざるを得ない。夢を叶えたけいちょんをいくら悪く言おうとも、それは言う側の僻み妬み嫉みにしかならないのだ。そう考えると、チャンネル登録者数100万人やBLUE NOTE TOKYOでのライブという夢について「無理だと思う」と思われながらも、いつかはもしかしたら実現するのかもしれない。「年内」というワードに拘ると、さすがに無理があるが、夢を持つこと自体は何人たりとも否定できるものじゃないという教訓を、結婚を叶えたことによってけいちょんが与えてくれたとも言える。
そして夢が夢である限り、叶えに行くものであって、誰かの「無理だと思う」「やらないほうがいい」というようなお節介はノイズでしかないのかもしれない。それがユーチューバーであっても、人は再生回数を稼ぐために生きているのではなく、夢を叶えるために生きているのだ、という当たり前の事実を忘れてはならないのだろう。だからけいちょんチャンネルファンは、少なくとも「け'zやけェスはつまらないからやめろ」みたいなことは言うべきではないのだ。なぜなら、けいちょんは本気でステージの上で輝きたいと思っているからだ。ちょっと懐かしい曲を改めて聞いてみて欲しい。改めて歌詞を読むと、刺さるものがある。