【アーカイブ】寝台特急「北斗星」。 | ぽっぽやいそじの「ひとりっぷダイアリー」

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1988(昭和63)年3月13日、本州と北海道を結ぶ青函トンネルを含む津軽海峡線が開通するのに合わせて、上野~札幌間に新設された寝台特急「北斗星」。当初は定期2往復+季節1往復体制で運転され、後に定期3往復に増強されています。

 

 

上野~青森間の牽引機は田端運転所のEF81形で、黒磯駅での交直変換を通過しながら行うため列車選別装置が搭載された専用機が準備され、車体に流れ星マークが描かれた「北斗星カラー」が主に使用されました。

 

 

のちにEF81形の老朽化が顕著になって来ると、旅客会社としては珍しく電気機関車の新製も行われ、JR貨物に在籍していたEF510形に北斗星向けの装備を施した500番代を製造しています。ただし青函トンネルの新幹線通過に伴う工事で本数が削減されるようになると余剰になり、「カシオペア」専用機ともどもJR貨物に譲渡されて、現在は日本海縦貫線を中心に貨物列車の先頭に立っています。

 

 

現代で言う「豪華列車」の走りと言える列車ですが、A寝台はもちろん、B寝台もそれなりにグレードアップされており、4人用区画を締め切って使える「Bコンパート」という寝台もありました。

 

 

さすがに私はA寝台に乗ったことはなく、せいぜいB寝台の個室「ソロ」が精いっぱいでしたけどね笑い泣き

 

上野~札幌間の所要時間は概ね16時間前後で、列車移動としてはやや長く(両端どちらかの駅の発着時間が有効時間を外れる)、とくに本州側では所要時間短縮のため新幹線との乗り継ぎをする乗客も少なくなかったとかびっくりもっとも乗客の大半は「乗ることそのものを楽しむ」傾向が強かったため、あまり問題にはならなかったかも知れませんウシシ


その後は北海道新幹線の開業に合わせて廃止されてしまいましたが、今でも色々と語り継がれる列車であることは確かです。ごくまれにツアー列車として「トランスイート四季島」や「カシオペア紀行」といった豪華寝台列車が運行されることもありますが、そういった豪華志向ではなく普段着感覚で利用できる夜行列車があったらいいのにと思いますねウインク