まずはこちらの動画をご覧ください↓↓
日本の鉄道は複線で建設されている区間も多く、上下列車のすれ違いは当たり前に見られますが、一見複線のように見えても実はそうではなく、両方の線路を上下両方向の列車が走れるようにしている区間もあります。動画に写っている奥羽本線の大曲~秋田間では、秋田新幹線が走る標準軌(1435mm)のレールが東側、在来線の電車が走る狭軌(1067mm)のレールが西側に敷かれている単線並列という形になっていて、時間によっては動画のように普通電車を秋田新幹線「こまち」が追い抜いて行くシーンを見ることもできます。
過去にはイベントとしてSLと新幹線の並走なども行われています。
ただ、大曲~秋田間の50kmあまりの間にすれ違い可能な場所がないと、スピードがウリの新幹線の運転本数が増やせないので、途中の神宮寺~峰吉川間は在来線側にも標準軌のレールを敷く三線軌条になっています。
こんな形で運行を行うため、この区間では秋田行きの新幹線と、大曲方面に向かう普通列車は、日本ではあまり馴染みのない右側通行で走ることになるんですね。