路面を走るディーゼルカー!? | ぽっぽやいそじの「ひとりっぷダイアリー」

ぽっぽやいそじの「ひとりっぷダイアリー」

ひとり旅のレポートを中心に、仕事やお出かけ、時として趣味など、毎日のできごとを気ままに綴って行きますので、よろしくお付き合い下さい。

路面「電車」と言うくらいで、道路上を走る鉄道車両と言えば電車、というのが一般的なイメージですが、必ずしもそういうワケでもありません。実を言うと過去には道路上を電車以外の車両が走った例はいくつかあるんです。


その代表例が札幌市交通局(札幌市電)で、1963(昭和38)年に北27条~麻生町間、さらに翌年に新琴似駅前へ延伸する際に、施設面の都合から非電化となったため、この区間用として製造されたD1000~1040形があります。一見しただけではパンタグラフがないくらいの違いしか見当たらず、後に古い電車の車体更新という名目で電車に変身した仲間もいました。


現在も、市営地下鉄南北線の自衛隊前駅近くの高架下に、静態保存されたD1041号車があり、公開される日がある他、周辺のフェンス越しに眺めることも可能です。


もう一つ、こちらは現役で道路上を走るディーゼルカーが、四国の松山にあります。伊予鉄道松山市内線で、松山市駅前やJR松山駅と道後温泉を結んで運転されている名物列車の「坊っちゃん列車」を牽いているD1形1号機関車と、D2形14号機関車。パッと見には蒸気機関車のように見えますが、中にはディーゼルエンジンが搭載されていて、蒸気機関車的な走行音をスピーカーから流し、煙突からは水蒸気の煙を吐いて走ります。なお、最初に製造された1号機関車はハ1形客車2両を牽引して走ります。


後から登場した14号機関車はハ31形と呼ばれる大型の客車1両との編成です。

四国も久しく行っていないので、機会があればまた行きたいとは思っているんですが、、、