ファクトリーY -11ページ目

サルベージ11

2005年制作のコンテンツ「電動バイク作ろうぜ 完成編」を再掲載

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2005 6月

完成に向けてまず車体の色を決めます。CG大活躍ですよ。


1が現在のカラーリング、ジャンクパーツの寄せ集めなので
色にまとまりがない上、個々のパーツも汚れてる状態です。


3,4,6は黒と原色でオモチャっぽさを出してみる。
車体のコンセプト的にもこの方向が正しそう。


2.5は落ち着いた感じのカラーリング。フロントの金色が
雰囲気を台無しにしそうな予感。そもそも前後でホイールの
色やデザインがバラバラなのに問題があるわけですが、
ありあわせの材料なので細かい事はナシの方向で。


というわけで4番ベースにしつつ細部はその場の判断まかせで
進める事に決定。あまり神経質にならずにババッと済ませる予定。



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バッテリーボックス改修


1、ベースになる工具箱。こいつをイカしたタンクにします。


2、CGでデザインしてみる。バッテリーは走行中に発熱するので
放熱のためにエアインテークと排気孔を作る予定。


3、製作中。インテークカバーをきれいに作るのが大変だったので
ファンをむき出しにする。あくまでもキレイに。


4、塗装して完成。内部はバッテリーとコントローラーがギチギチに詰まっています。



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モーターユニット改修

1が車体と合体する前の状態。作った時は完璧だと思っていましたが。

出力軸の強度がぜんぜん足りない事が判明。

テスト走行時はフレームからつっかえ棒で補強しましたが、かっこ悪いので改修。
あとはスプロケットむき出しなのも危険なので同時に対応。


2、出力軸を前後から5mm厚の鉄板で挟み込む。これで強度は完璧。
同時にスプロケットも隠れるので安全面も改善


3、黒く塗装する。さらにボルトをキレイなものに交換して、
ギアカバーも装着、ここまで仕上げて完成。


4、おまけ モーターとコントローラーをつなぐ動力線のカバー。
ハンズで購入。



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フレームの仕上げと塗装は実家に依頼。メールやチャットで
細かく打ち合わせをしつつファクトリーと同時進行で作業を進め、
ほぼ同時期に作業が完了。

そして


ついに合体



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というわけで、車体はこれで完成です。

製作は簡単ではありませんでした、パーツ同士のサイズがあわないとか

穴あけ間違えたとか溶接がズレたとかはしょっちゅうですし、

手にドライバーが突き刺さったりハンダゴテで火傷したりと痛い目にもあいました。
予算もスクーターが買えるくらいかかっています。

それでも作業中は楽しかったし、モノ造りのスキルもかなり向上したはずです。
電気や機械の知識、自転車やバイクの構造などイチから作って初めて分かる事がたくさんあります。

最初にCGで描いた時は「こんなのどうやって作ろうか」と思ったものですが、

結果としてはかなり近い物ができました。


以下に諸元を掲載します


認定型式 ----
全長/全幅/全高(mm) 1290/510/740
軸間距離(mm) 880
シート高/最低地上高(mm) 620~750/190
乾燥重量/装備重量(kg) 35kg(バッテリー未装着時29kg)
1充電走行距離 10km
最小回転半径(m) 1.0m
原動機種類 直流ブラシ式モータ
定格出力 0.5kw
懸架方式(前・後) テレスコピック・リジット
制動装置(前・後) 油圧ディスク・ドラム
バッテリー種類 ニッケル水素バッテリー
バッテリー電圧・容量 36V-9AH
タイヤサイズ(前・後) 前後90/90-10
乗車定員(名) 1
最高速度 35km/h+

サルベージ10

2005年制作のコンテンツ「電動バイク作ろうぜ 製作編」を再掲載


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2005ゴールデンウィーク 1日目

舞台は群馬県の自転車屋(実家)。
連休中に一気に車体の製作を進めます。

これが車体の芯になる自転車のフレーム。

こいつに様々な部品をくっつけてバイクにしていくわけです。
メカに詳しい人なら「そんなので強度や剛性は大丈夫なのか」
と思われるかもしれませんが、おそらく大丈夫じゃありません。

いいんです走れば



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そしてこれが電動のためのバッテリーボックス、というかただのスチール製の工具箱ですよ。

一応製品名は「東洋スチールT-320」

軽くて頑丈、寸法も完璧に設計通りでこれがベストなんです。
使える物はなんでも使うそれがファクトリーY。

もっとも、最終的にはちゃんとタンクらしく整形する予定ですが。



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2日目

自転車のフレームに寄せ集めた部品をくっつけていきます。
お手本や決まった方法などないので工夫と気合いでどんどん合体させていきます。

材料は大雑把に分けて以下の通り


フレーム、ハンドル、シート:自転車
フロントのサス、ブレーキ、前後タイヤ;Dio
リヤのホイール、ブレーキ、スイングアーム:モンキー系



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3日目

さらにモーターやリヤサス(リジット)、スタンドなどを取り付けて

ギリギリ自走できる状態になりました。

ついに走行テストですよ。

とりあえずバッテリーやコントローラーをガムテープで
くくりつけて緊張しつつスロットルオン!


走った


バッテリー1コだけなのですごく遅いけどちゃんと走りました。
やっぱり初めて走った時は感動しますよ、この瞬間のために
オレはバイクを(以下略



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4日目


ステップやバッテリーボックスやリヤブレーキを追加。

かなりイメージイラストに近くなりました。

ギヤ比のセッティングを詰め、バッテリーを2個に増やしてのテスト走行。
スピードはたぶん30km/hくらい、完成版は3個のバッテリーで
駆動するのでかなりの性能が期待できそう。

と、ここでゴールデンウィーク終了。
車体は一旦バラして完成に向けて仕上げていきます。


製作協力:市川サイクル


サルベージ9

2005年制作のコンテンツ「電動バイク作ろうぜ 設計編」を再掲載



電チャリのチューンをすすめるとある問題が発生します。
「やっぱりラジコンのメカじゃ限界があるな」と。

そんな時、楽天で電動キックボード用のモーターを発見して衝動買いしました。

問題はこいつをどう料理するかです。

電チャリのさらなる高出力化も可能ですが、ブレーキやハンドリングなどの足周りがついてこれません。

現時点でもかなりスリリングな乗り心地なのでこれ以上の性能を求めるなら答えは一つ。

「よし、本格的な電動バイクを作ってみるか」



※画像は参考イメージ
製作にあたって新型機のコンセプトを決めます。
動力は買ってきたモーターを使うとしてどんな車体に搭載しよう。
電動マシンは航続距離が短いからクルマに乗せてあちこちに運べた方が楽しそうだ。
そして完成したら人に自慢したいから本格的なメカも装備したい。

以上を踏まえてコンセプト決定。


・ギリギリまで軽量コンパクト化しつつ大人が普通に乗れる車体サイズ

・原付なみの動力性能と足周り

・航続距離は重視しない



本格的な設計に入る前に使いそうなパーツを調達するのが
ファクトリーYのモノづくりの基本です。

とりあえず実家(自転車屋)に連絡してスクーターの足周りを確保。

その足と購入したモーター、それから市販車の寸法を参考に
できるだけシンプルにデザインしたのがこのCGです。

一応数値入力でモデリングして各部の寸法も出してあるので、
以後はこのイメージイラストを目標に作業が進みます。


どうせ細部は原物合わせになるのでこれ以上の設計図は必要なし。




購入したモーター2基で動力ユニットを作ります。

ギアで減速したあとに原付用のチェーンで駆動する予定。
強度や精度が怪しいけどたぶん動作するはず。問題が発生したら改修すればいいのだ。

手前は開発中のパワーコントローラー。これがないとモーターのスピード調節ができません。



で、こちらが完成版のパワーコントローラー。今回のマシン製作で
もっとも苦労したパーツであり、トラブルの多かった部品でもあります。

なんだかガンダムの性能が数倍にパワーアップしそうな雰囲気です。

ファクトリーYでの作業はとりあえずここまで。

次回は舞台を実家の自転車屋に移して車体の製作に入ります


サルベージ8

2005年制作のコンテンツ「電チャリ次世代試験型」を再掲載




前回のモデルで一応の完成となった電チャリですが、ひとつ課題をクリアしたら
次のステージに進みたくなるのが技術者のサガってもんです。

というわけで次世代機の構想を練りつつ、部分的に新型用の機構を搭載して実走テストを
進めようというのがこの車体です、まあ新車開発にはよく使われる手段ですね。
ついでにハンドルポストを切り詰めたりスピードメーターやリヤフェンダーをつけたりして
微妙に精悍なフォルムに。




実験用の車体なので外観とかは気にしません、なのでメカや配線がむき出しで
何だかボロい感じもします。
マニアならこの部分にサイバーな魅力を感じるかもしれません。

3連のマブチモーターの性能を限界まで引き出し、29km/hの最高速をマーク。
ちなみに前モデルは20ちょい、初期型は15km/hくらい。

正直、ラジコンとは比べ物にならない負担がかかっているはずなのですが意外とタフな奴です。




従来機の時点でラジコンの電装の性能を使い切っていたので、
さらなるパワーアップのために新しいパワーコントローラーを製作しました。

今回は12vでモーターを駆動していますが、コントローラー自体は48vくらいまで対応しています。
…対応してるハズ

冷却には風量と騒音で定評のあるAMDのCPUファンを使用。


※ 製作にあたって「MEAT&POTATO」のぽてと氏の
  電動チョイノリ製作記事を参考にしています




で、これが新型機のイメージCGです、レイアウト確認用なので造り込みは甘いですよ。
コンセプトは短距離専用のコミューターで小型自転車の車体にスクーターの足周りをつけた感じ。

全長1.3m以内で重量が30kg台、自動車に気軽に放り込めたら楽しいかなあと。


※注:今回製作した車両は構造上原付自転車に分類されるので公道での走行はできません

サルベージ7

2005年制作のコンテンツ「電チャリEVO」を再掲載


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2005/2

急に思い立って電チャリを改良。
以前の仕様ではとにかく遅かったのでモーターの
変更によるパワーアップ、バッテリーの大容量化、
配線やメカ部を隠して外観を多少スマートに。


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パワーコントロールはバイク用のスロットルワイヤーを
ラジコンのプロポに繋いで無線制御します。
プロポはフタバのメガテックJrからステアリングや
グリップを切り落としてスロットルトリガーのみ利用。

リミッターや出力特性などのセッティングもこの部分で行います。

つまりレーシングカーに使われるバイワイヤですよ
カタチだけは。


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今回大幅にリニューアルされた動力部

モーターの強化と電圧アップ
定格出力 150W → 200W
(フルパワー時約400w)

バッテリーをラジコン用のニッカドから
単1ニッケル水素×7本に変更
電圧、容量 7.2v2000mAh → 8.4V9000mAh
航続距離 1km → 5km (推定)

制御部のコンパクト化


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…とカッコいい事を書いてみましたが、実際の走りは全然速くないです。
加速や最高速は普通の人が普通に自転車を漕ぐくらいでしょうか。
400Wといえばおよそ0.5馬力ですから50ccエンジンの1/10程度ですしね。

ちなみにベース車の折り畳み機構は生きてるのでコンパクトに保管や輸送ができます。

重量も15kgほどなので片手でも担げます、この辺は市販の電動自転車や電動バイクにはない利点です。


まあラジコンと安物の自転車を合体させたので性能はこんなもんでしょう。