惜しいとか、何とかなったのではないかという結果ではなかったように思います。

 

 

 

 

 

もう日本の競馬とヨーロッパの競馬に求められているものが、

 

センター試験(今は共通試験)と国立大学2次試験のように、

 

違いすぎるような気がするんですよね。

 

 

日本の競馬は、マークシート方式で標準的な問題を高速で処理して、高い点数を獲得する能力に近く、

 

一方でヨーロッパの競馬は、記述・論述方式で難解な応用問題をきっちり処理して、ある程度の点数を獲得する能力と

 

言えば良いのでしょうか。

 

 

才能を持った生徒であったとしても、

 

センター試験に特化した生徒をばかりを育てていては、

 

国立2次試験、特に難関大学の合格は無理でしょう。

 

センター試験を時間内に完答・満点できましたと言っても、国立2次試験で、完答・満点なんて無理でしょ。

 

 

例えば、ディープインパクト産駒。

 

ディープインパクト産駒のフィエールマンの凱旋門賞遠征時に、

 

菊花賞や天皇賞(春)を優勝しているからスタミナがある

 

母はフランス出身のG1馬

 

などと言われ、期待されましたが、結局ダメでした。

 

 

一方でSaxon Warriorなどヨーロッパで活躍したディープインパクト産駒も沢山います。

 

 

同じディープインパクト産駒でもここまで結果が違うとなると、

 

やはり競馬で求められている能力、及びその育成に違いがあるような気がしています。

 

 

寿命との類推から、人間にとっての1ヶ月は、馬にとって3~4ヶ月だと思うと、

 

現地に3ヶ月くらい滞在すれば、何とか対応できる能力が身につくようになるとは思いますが、

 

クラブ馬での長期滞在は費用面から無理でしょう。

 

 

 

日本競馬に過度に適用することによって得られた能力は、

 

ドバイ、サウジ、オーストラリア、アメリカではまだ通じても、

 

もうヨーロッパでは通用しないのではないかと感じました。

 

 

日本の競馬と欧州の競馬の距離は、

 

シーキングザパール号、タイキシャトル号、エルコンドルパサー号、アグネスワールド号が活躍した20世紀末よりも、

 

遠くなっているように思います。

 

 

一会員として、事務局におかれては、ヨーロッパへの遠征は自重して頂きたいと存じます。

 

どうしても参戦したいのであれば、年度代表馬だけにして頂きたいです。