会報誌サラブレッドの「今月のプレゼンテーション」にも、事務局から海外遠征を進めて参りますといった趣旨の発表がありました。
個人的には、出資する側として、海外遠征、特に主催者補助のないに関しての基準、を作成して頂きたいなぁと思った次第です。
例えば、
<実績基準>
・年度代表馬などのJRA賞獲得
上記を満たさない場合には、金融商品として、獲得賞金>出資金+維持費+今回の遠征費用 を必要条件として、
<その他実績基準>
・過去3~5回の重賞で全部5着以内(安定感)
・複数の競馬場にて重賞優勝(コース適応能力が高い)
・遠征先コースと同一の周りで複数回重賞勝利(コース適正あり)
・賞金獲得(遠征費控除後)がプラスとなる着順以上の人気(実力の認知)
などを満たすといった具合です。
もちろん、「賞金が非常に多い」や「種牡馬価値が上がる」、
「国内実績にばかり目が行き、折角の海外遠征のチャンスをふいにしかねない」というのもあるかもしれませんが、
その場合は、
<例外>
各種申込において事務局からの海外遠征について賛否投票を依頼(3分の2以上の賛成で可決)
などでしょうか。
シャフリヤール号はダービーとドバイシーマクラシックを優勝しているので分かるのですが、
今回のグレナディアガーズ号の場合、
事務局としては、海外遠征を含めてG1を狙い、経験を積んで、
今後一つでも良いから優勝して種牡馬価値も上げたいということなんでしょうかね。
個人的には、グレナディアガーズ号の場合、
G1の数が少ないというよりも、メンタルが安定していないために、
本番前のG3では軽めの調整しかできず、本番は目一杯仕上げると暴走するなどにより、
本来の力を出し切れず、レース結果が安定していない点を鑑みると、
まだ4歳ですし、どちらかというとリフレッシュするために長期休養(北海道)などをした方が良いのではないかと
僭越ながら思ってしまいました。
また、左回りも右回りと比べるとあまり得意でなそうなことからも、
身体的な成長を促す意味でも長期休養(北海道)もありかと。
グレナディアガーズ号の出資者の方々の思いもあるでしょうし、最終的には事務局の判断ですからね。
出資する側として、同じクラブの馬が海外遠征するので、応援します。
ただ、ようやくコロナ禍が明けつつあり、
出資馬を競馬場で応援しやすくなった状況で、海外遠征となるとまた現地で応援しにくくなるという寂しさもあり、
ある程度明確で分かりやすい基準みたいなのがあると、
今後自分の馬が海外遠征する際に、費用面だけではなく、納得感が高まるのではないかと思った次第です。