Bの付く自動車メーカーで真っ先に浮かぶのはBMW。70年代中盤、自分がドイツに住んでいたということもある。しかも住んでいたのはミュンヘンで、それもBMW本社工場と目と鼻の先だった。お椀型の博物館は散歩コースにあった。
このクルマを初めて見たのも、その時。
ミュンヘンではやはりBMWが幅を利かせていて、街中でもすごいのが走っていた。
頭がMで始まるナンバーはミュンヘンナンバー。70年代中期だから黒と金のカラーリングは大人気だった。それにしても見事なブリスターフェンダーである。
これは、当時ミュンヘンのBMW本社で行われた第1回BMWベテランカーミーティングで知り合ったおじさんが327に乗せてくれて、走った時の一コマ。前を走るのはホンモノの328である。
そもそもBMWが大好きになるきっかけを作ってくれたのがこのクルマ。これはドイツに旅立つ前にアルバイトをしていたクルマ屋さんで撮ったものだが、3.0CSと2.8CSはまさに感動を与えてくれたモデルだった。
比較的最近、これを見た。めちゃ奇麗で、このシンプルさはやっぱり惹かれる。
そして締めはこいつ。ちょうどミュンヘンに住んでいる頃開発が行われていたクルマで、工場の端にあったMの開発部門からキドニーを隠したテスト車両が出ていくところを見かけたことがある。自分的には今でも信じて疑っていなのは、その当時のテストカーにはV8が搭載されていたと思うこと(たぶんウラッコのエンジン)。だって、加速した時の音は直6じゃなかったもん。誰も信じてくれないけど。