静岡ホビーショーのデローリアン | モータージャーナリスト・中村コージンのネタ帳

モータージャーナリスト・中村コージンのネタ帳

モータージャーナリスト中村コージンが、日々乗ったクルマ、出会った人、趣味の世界を披露します。

装いも新たにブログを再開します。

今回は静岡ホビーショーでのお話し。

毎年5月に静岡市でホビーショーが開催される。

ホビーショーというくらいだからいわゆるホビーにまつわるものが出品されるわけだけど、実は静岡県、プラモデルの街でもあって、県内にはタミヤ模型やハセガワ模型など日本の名だたるプラモデルメーカーがほぼ集結している。そんなわけだから出品物の多くはプラモデルやラジコン、ミニカーなどが多い。最近はフィギュア人気からガンダム系の模型やアイドル系フィギュアなども幅を利かせている。

そんな中、今年はアオシマ文化教材社がプラモデル発表のアドバルーンとして本物のクルマを持ち込んだ。それがこちら。

言わずと知れた映画「バックトゥザフューチャー」のデローリアンだ。本物はロサンゼルスのユニバーサルスタジオにあるが、こいつはまあ見事なまでに作り上げたコピーである。

驚くのは、日本人の個人が作り上げたもので、しかもちゃんとナンバーを取って公道を走れるというのだからとんでもない。後ろの電気をキャッチするための釣り竿のようなロッドをつけたまま走れるかどうかは知らないが、ちゃんと検査を受けてパスしているそうだ。

中がまた凄い。ドクが持っていたラジコンに始まってフラックスキャパシタ(次元移転装置)などを正確に再現している。

ダッシュボード上には西部劇の過去に戻った時だったかに使われた時計もちゃんと置いてあったり。まあずいぶんとお金と労力がかかったことだろう。しかしその情熱…凄すぎる。

エンジンルームの上もご覧の通り。まあ後ろがほとんど見えなそうだが。

で、アオシマ文化教材社はこいつをベースにして1/24のプラモデルを作るそう。パーツは200点に及ぶ力作で、鋭意製作中。発売は2024年だそうだ。