そもそも自動車ジャーナリストを生業にする時、一番興味を持ったのが自動車博物館のオーソリティーになること。ですからかなりの数世界中の自動車博物館を訪れ、自分のライブラリーを作っています。最近はすっかり情熱が衰えていますが・・・
博物館では時として面白い発見も出r来ます。
例えば日産記念車庫に所蔵されているスカイラインスポーツ。ミケロッティデザインの流麗なスポーツモデルです。日産記念車庫には2台のスカイラインスポーツが所蔵されています。↓
このうち、ブルーの方は、いわゆるショーカー。1960年のトリノショーに出品されたそのものです。ですからいわゆる量産車とはだいぶ異なっています。まずはエンブレム↓
左が量産モデル。右がショーカーです。右はプリンスのPなわけですが左は???誰か知っている人いませんか?
ボディサイドのエンブレムも違います。↓
左が量産版。右はショーカーでボディを製作したカロッツエリア、アレマーノのエンブレムが付けられています。
そして象徴的ともいえる部分がこちら↓
うっすらと五輪のマークが見えるでしょう。これは1960年のローマオリンピックを記念して刻印されたものだそうで、まさしくショーカーであることを示す証拠です。もし日産記念車庫に行かれることがあれば、是非確認してください。