プラモっ案外勉強になったりして… | モータージャーナリスト・中村コージンのネタ帳

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前々回のブログでこんなの作ってますって、スロットカー用ナスカーのプラモ紹介しました。あいつの第2弾を実は今作っているのですが、最新のナスカーボディって、すごいことになっていることを今更ながら知りました。まずは俯瞰図↓



未塗装のボディを上から見たところ。これだけ見ると何が何だかわからないと思いますが、裏返すとご覧の通り。↓




わかりますか?裏返した右側は一直線で真っすぐ。ところが左側はテール部分が大きくボディ中央に寄っているのが。


これ、ナスカーは基本的にオーバルしか走らないので、コンクリートウォールギリギリに走る右側面はウォールに合わせてまっすぐ。一方左側はクルマらしくリアを絞り込んでいるというわけです。


左リア部分はちゃんとふっくらしたオーバーフェンダーになっている一方↓





右リアはご覧の通りほぼ直線的に仕上げオーバーフェンダーもほとんどありません。↓





それだけじゃなく、ウェストラインの張り出しも全然違います。↓はボディ左。





そして↓がボディ右です。




右はこうした方がわかり易いですね↓



完全に空力を考慮したデザインです。


このような状態なので、グリーンハウス自体も左に寄っています。↓




昔、インディカーもやはりオーバル走行のため、左右のドライブシャフトの長さが違っていましたが、ナスカーはグリーンハウスを寄せちゃったって感じ。↓を見れば一目瞭然です。




いやぁー、アメリカのレーシングカーは面白い!プラモで勉強になります。