知人から、大判写真がスキャンできるスキャナーを借りてきました。これで懸案だったブローニーサイズ以上の写真をデジタル化できます。で、我が家にあって一番気になっていた写真を最初にスキャン。それがこれ↓
アルファロメオ177-001号車。つまり戦後のアルファ初のオール自前F1です。このマシンはまだスポンサーデカルも付かないテスト車で、1978年にヴィットリオ・ブランビッラの手によってテストされたマシンです。
本来デビューするはずだったイタリアGPには間に合わず、ブランビッラはサーティースTS20に乗りレースに出ますが、ロニーピーターソンが亡くなる事故に巻き込まれ、彼自身もシーズンを棒に振ります。ブランビッラに代わって、テストを続け、その後この177に乗ったのが、ブルーノ・ジャコメッリでした。
このテストカーの写真は、ググってもほとんど出てきません。この写真、僕がアルファロメオのチェントロ・ドクメンタツィオーネから持ち帰ったものですが、ひょっとしてこれがすべてだったら、偉い貴重な写真になってしまいます。