私の意思は

意識的な分裂を繰り返し

 

私の中に

幾つもの私を

 

産み出した。

 

 

ひとつの肉体に

幾つもの意思

 

同化せず

混同し続ける

 

それでも私は独り?

 

 

いや・・


 

幾つもに分けたつもりに

なっているだけかもしれない・・・

 

 

ただ、集束しようとする

意思は私の中には存在しない

 

 

それぞれの意思が

考え、議論をする

 

しかし、答えは

出さない。

 

 

いつも、考え方だけを

考え

 

 

導き出される答えには

辿り着かない

 

答えには

向かわない

 

 

答えの在る座標は

多分、ヒトリ分の小さな場所

 

 

ひとつへと集束するため

皆、一様に答えへと向かう

 

 

無意味だ。


 

私はひとつに戻る事など

望んではいない。

 

 

多分・・・そういう事。

 



 

生を記憶の連続だというならば

一定期間置きに眠りへ向かう私は

 

生と死を

点滅する 

 

発光ダイオードのような

2種類の信号に

 

過ぎないだろう・・・

 

 

生まれながら

死に向かい

 

死を越えて

生を得る

 

 

毎日が

一生。

 

多分・・・そういう事。

 


 

 


そこは真っ白だった

何処までも・・・

 

というより

 

距離という概念を

知る前のように・・・

 

一度

暗闇になった・・・

 

 

空と大地が

現れた

 

 

また、闇が訪れる・・・

 

 

街が拡がった

 

 

そしてまた暗くなる・・・ 

 

その度に

色々なものが現れ・・・

 

 

そのモノの名前を

与えられた。

 

 

そして私はそれらを知った。

 

今度は

手近なものから順に

 

触れていく・・・

 

 

すると、それを感じる・・・


 

 

そうした膨張期を経て

 

 

 

今度はひとつずつ

消していく・・・

 

 

 

氷が在る

それは水が地上で

0度以下の状態に在る

 

そう言っている。

 

 

そのように認識され定義され

名前がつけられているだけの存在である

 


私と保管の関係には無い・・・。

 

 

【消去】

 

 

私の世界から

氷が消える

 

 

それを繰り返していく・・・

 

収縮期。

 

 

 

何処まで消せるだろうか・・・?

 

 

消し去っていく先に

何かが残るだろうか・・・?

 

 

 

そうだったら

面白い。

 

 

 

そんな風に考えながら

今日も【消去】する

 

 

 

 

答えに辿り着くのが先か・・・

この肉体が朽ち果てるのが先か・・・

 

 

 

どちらでもかまわないが

今後生きる目的に

 

 

事欠かなそうで

 

 

 

 

非常にありがたい・・・。