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Fabtracks Blog

Fabtracksとは、音楽を自らプレイして楽しみたい方のために、従来ではあり得なかったクオリティーの高いカラオケを提供するプロジェクト。'60~'70のROCK黄金期の作品をメインに、その時代の「音」に精通したクリエイターがサウンドを作り上げています。Fabtracks.com

「MISUMI、まだビートルズとか聴いてんの?だっさぁ~~い」

高校1年の初夏、机を並べたカワイユウコにいわれたことばを、
今でも鮮明に覚えています。


当時カワイユウコは、イケてないうちの高校にあって、数少ないROCK好きのクラスメート。
フォーリナーとか、チープトリックとか、
そんな目新しいバンドの名前は、全部カワイユウコに教えてもらいました。

「ツェッペリン知らないのぉ~~?うっそぉ~」

そういって彼女に連れて行かれたのが、
飯田橋の片隅の映画館で、『TOMMY』と二本立てでやっていた、
『Led Zeppelin 狂熱のLIVE』。





いやぁ~~、しびれました。しびれました。
どか~~んです。
びびび、です。


普通の女の子なら、「ジミー、かっこいぃ~~。すてきぃ~」
なんでしょうが、


私の脳裏に電撃的によぎったのは、
「ジミー・ペイジになりたいっ!」!


思い込んだら即断即決即行。

翌日、入ったばかりのコーラス部に退部届を出し、

「あなた見どころがあるって、みんなで言ってたのにぃ」
と、思いきり引き留める先輩たちに、
「私、ギターリストになるんです!」と言い放った私。


その日から、件の黒いストラトでの猛練習がはじまったのでした。



ジミー・ペイジになるんだ!

おんなジミー・ペイジと呼ばれるんだぁ~~~!!!



しかし、そんな強い思いで、ひたむきに練習していたある日、

突然、決定的なことに気づいたのです。




それは、プレイヤーマガジンだったか、ミュージックライフだったかで、
大好きなジミーの写真を、じ~っと見ていたときのこと。


「ゆ・・・指、長っ!」






そう、みなさんご存じと思いますが、
ジミー・ペイジ、ものすごく指が長い。

小指の第2関節から上が、レスポールの指板の幅くらいある!
親指と人差し指で輪っかをつくって、ネックを持っても、
余裕で2㎝くらいずつ指があまっているぅ~~・・・・・・




あぁあああぁあああ




だから、ジミーは、ストラップをあんなに下げても
カッコよくギターが弾けるんだぁ~~。


だから、指を完全に寝かしても、
ソロとかコードとか、バッチリ弾けちゃうんだぁ~~~・・・・









じっと手を見る。。。







ジミーと同じ条件で持てるのは、せいぜい500円玉くらい。。。






正真正銘、短指である。。。







どんなにがんばっても、あんな風にギターは弾けないんだ。
どんなにがんばっても、ジミー・ペイジにはなれないんだ。
(いや、誰もなれませんから)




人生で体験した、最初の、決定的な挫折でありました。




ちなみに、後年、あたしがストラップを長くできないのは、
もうひとつ別の理由があることが判明するのですが、
それはまた別の話。