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Fabtracks Blog

Fabtracksとは、音楽を自らプレイして楽しみたい方のために、従来ではあり得なかったクオリティーの高いカラオケを提供するプロジェクト。'60~'70のROCK黄金期の作品をメインに、その時代の「音」に精通したクリエイターがサウンドを作り上げています。Fabtracks.com

masaのレトロな記事に対抗するわけではないけれど、
我が家には初代のラジカセ(と思われるもの)がありました。

調べるとCF-2580というのがそれらしい。(ルックス的にもたぶん、これ)



SONYの名器と呼ばれる機械で、当時の定価で¥53800というから、そこそこ高級品です。

父の自慢のラジカセだったけど、私が音楽に目覚めてしまってからは、ほとんど、私の部屋に置きっぱなしでした。


このラジカセ、プレイボタンがやたら重たい。
がっっっっちゃんっ!くらいの力が必要で、これが悩みの種。

さらに、録音をするためには、recボタンとプレイボタンを同時に押さなくちゃいけないんだけど、
ちょっとでも押すタイミングがずれると、片方のボタンしか押せず、
当然録音状態にならない。

ものすごいテクニックが必要なわけです。




このラジカセで、当時、ラジオで放送していたビートルズの曲が毎晩2曲だけかかる番組を
月曜から金曜まで、欠かさずエアチェックして、カセットテープに曲を録りためていました。


でもね。
このラジカセ、ラジオを聞きながら録音ボタンを押すと、なんと、音が聞こえなくなってしまう。
ヘッドフォンをしても同じ。一切聞こえない。
だから、何を録っているのかさっぱりわからないわけです。


これにはまいりました。


で、もう一台、ラジオをそばに置いて、DJが曲名を言い終わったタイミングで、
がっっっちゃんとボタンを押すんだけど、
とにかくタイミングがちょっとでもずれると片方しか押せないから、
ガッチャンコ、ガッチャンコと繰り返すうちに、
結局頭が4小節くらいかけちゃったり、余計な音が入っちゃったり。
あげく、DJが、ぺらぺら曲の途中にしゃべり出したりして、
大事なコレクションが台無しになっちゃうのでした。


とはいえ、このラジカセのおかげで、カセットテープ何本分もの音楽コレクションができました。

耳でタイトルを聞き取って、毎日2曲ずつカセットの箱に書き込んで、
暇さえあれば、それを聴いて。

当時はウォークマンなんてもんは存在してなかったから、
学校から帰るとラジカセの前にべたーっと座り込んで、夢中で聴いたものです。




一瞬にしてどんな曲でも手に入る今の時代と、あぁ、なんと違うことかと思いますが、
こんな時代を生きたからこそ、音楽にこだわりが生まれたのよねと、
感謝の念が湧いたりもします。


昭和は遠くなりにけり。。。