一昔前は、アマチュアが使うスタジオは、「貸しスタジオ」「練習スタジオ」と呼ばれていた。
プロのミュージシャンに「今日、スタジオが入ってるんで」と言ったら、
「それは仕事のときに使うことばでしょ?君たちみたいに、ただの練習で貸しスタジオに行くのに、
『スタジオ入ってる』だなんて・・・・」
と、鼻で笑われたことがあって、今でも思い出すたび、なんだかむかつく

さて、私が生まれてはじめて行ったスタジオは、忘れもしない、
秋葉原のラオックスの中にあった練習スタジオ。
どうやら、昨年末に閉店したMUSICVOXのビルの最上階にあったのがそれらしい。
かつては楽器館も道路を挟んだ反対側に、大きな店舗があったので、
そのビルを何館と呼んでいたのかさっぱり思い出せないのだけれど・・・
さて、高校の同級生と、楽器を抱えてわくわくどきどき、ラオックスに出かけ、
意気揚々とスタジオの扉を開けて、中に入ったものの・・・
その場で全員がかたまった。
しーーーん。。。
なにひとつ電源も入っていない、超デッドな空間に、完璧に威圧されちゃったのだ。
スタジオの片隅できらんと光っていたのが、あこがれのフェンダーアンプ。
「きたぁ~。フェンダーだぁ~」なんていいながら、
喜び勇んでギターを取り出して、また途方に暮れる。。。
穴がいっぱいありすぎて、どの穴に挿したらいいのかさっぱりわからないのだ。
(当時、ジャックなんて呼び方は知らないので、「穴」と呼んでました)
←写真はイメージ
(画像をお借りしました。お求めはサウンドハウス で^^)
とりあえず適当な穴にシールドをぶち込んで、
よっしゃと思いきや・・・あれ??
今度はスイッチがない。
あちこち探して、やっと裏側にスイッチを発見したものの、今度は・・・
そのスイッチが2つある。。。
いやぁ~ん。
「そりゃあ、powerでしょ」とスイッチを入れても、うんともすんとも言わない。
「Stand byってなによぉ~。」
そうこうしているうちに、みなで、なけなしのお小遣いを出し合って借りたスタジオ時間が
無情にもどんどん過ぎて行く。。。
最後には女子高生を武器にして、スタジオのお兄さんと友達になって、
音作りまでやってもらうという荒技にでるんですが・・・
ちなみに、私の記憶が正しければ、当時ラオックスには、ちっちゃいハモンドと、シンセが入っていた。
もしかしたら、ローズもあったかもしれない。
シンセは、初期型のやつで、電源入れたって何したって、
しーーーー、とか、ぴいぃいぃいぃいぃとかしか言わず、
ELPもYMOも夢のまた夢。
ビリー・プレストンみたいな音を想像して電源を入れたハモンドも、
みょ~~~~みたいな、薄っぺら~い音や、じょじょじょじょみたいな汚い音にしかならず、
徹底的に落ち込んだものでした。
キーボードに関してはスタジオのお兄さんもさっぱりわからなかったので、
お手上げでしたなぁ。
そんなこんなで、結局、ぜ~んぜん練習にならないまま、
ロストバージンの一日は終わったのでした。。。
なんか、ファブログ書いてると、ホントにいろんなこと思い出します。