合間の旅のおはなし。
拝啓
みなさま、
お元気におすごしですか?
おひさしぶりでございます。
気がつけば三月も十日過ぎ、
またしてもブログの更新が止まってしまいました...。いけませんね。
さてさて、オレンジさん、ちょっと用事で今回は北西の港町へと行って参りました。
ノルマンディー地方のその街の名はLe Harvre . ル アーヴルと発音します。
建築家 Augste Perret オーギュスト ペレによって再建された街として世界遺産に登録されております。
今日は出張旅気分ということで、合間に見つけた観光のおはなし。

あまり聞かないこの港町はパリから普通電車で2時間ちょっと。
夏にはビーチで思いっきり大西洋の海を満喫するのもありでしょう。日帰りも可能ですし。
昔はフランスからアメリカへ行くにはこの街の港からの船。
自由の女神もここから出向したのでしょうか?
今も旅路の港町として栄え、北欧やアイルランドへの大型客船が出たり入ったりしています。

もちろんこんな季節なのでもちろん海水浴なんて出来ませんけれど。
三月に入ったといえども、北の海風は厳しかった...
カモメやうみねこが空からムールを落っことして食べてるのには感心しましたが。

この街は港町ということもあって大戦中にフランスにはめずらしく、跡形もないほどの空襲にあい、
街のほとんどが戦後に建築された建物。
ペレの手によって生み出された1950年代あたりの近代建築で出来上がったこの街はどこか不思議な感じがします。(もっと町並みの写真も撮ればよかったよ...)
この街で一番のみどころ。上の写真にも写っている塔の様な建物。
なんのたてものでしょうか?

わかりにくいでしょうか?

答えは....。
教会! です。
聖ジョセフ教会
Église Saint-Joseph du Harvre
第二次世界大戦の空爆によって本来のサンジョセフ教会ははかいされていたのですが、
やはり建築家 Augste Perret オーギュスト ペレ によって設計されたそうです。
でも、彼は完成の姿を見る事が出来なかったそうで、彼の意思を引き継いだ
ジョルジュ・ブロシャールGeorges Brochardとレイモン・オディジエRaymond Audigierによって1956年に完成。
コンクリート近代建築の先駆者であったオーギュストには、コルビジェも彼の元で学んだそうです。
By神父様にもらったパンフレットより。
コンクリートの巨大な鐘楼。
中の方は、外観からは創造できない様な空間。

天空に突き抜ける壮大な空間と天から降り注ぐ崇高なステンドグラスの光。

モダン建築様式で統一されて、内装はすべてシンプルなデザイン。
宗教絵画も装飾も一切なし。ステンドグラスも色と形のみで表現され、
椅子は映画館の椅子みたいなのに、両脇にクロスが透かし彫りされていました。
このオルガンも素敵ですよね。

教会内部には絵画も装飾もまったくなく、ミニマルな空間。

祭司さまのテーブルですら、この通り.シンプルに。
古き良き建築も素敵だけれども、
日本のように10年に一度は全てを破壊して再構築、
なにはともあれ、箱ものから!という概念のない、さらに地震がない国フランスでは
その時代、その時代の特徴を兼ね備えた建築が今も街をこうしてつくっているのですね。
(300年前だろうが40年前だろうがそのまま日常的に使用しているし)
そこには時代遅れ、とか、最先端とか、流行、とかいう浮気な言葉の無力さを感じます。
こういった近代、または現代建築も大切に使われているところは本当に好きです。
日本もわたしの世界一好きなテーマパーク、愛知県の明治村にあるフランク ロイドの帝国ホテルが今もなお使われていたら素敵なのに。
保存されているだけでもよしですかね。
さてさて、
ノルマンディー名物、林檎のお酒カルヴァドスや、
カマンベールなどなどを事あるたびに所望しておりましたが、
海辺の街に来たからには魚介を!!
と、毎回うっとうしがられるほど魚介をたのんでいましたが、
こちらにはびっくりです。
なんと!
海のしゅーくるっと。

酢きゃべつと薫製肉の毎度のしゅーくるっとではなくって、
海の幸とのしゅーくるっとです。
今回のは手長エビとシャケとタラの薫製とムール貝。
すんごくおいしくて、あっさりしてるのにおなかにどどん!と。
っていうか、大盛り過ぎです...いくら2人前といえども...(魚介の下に酢キャベツの山)
さすが大西洋...(大西洋は関係ない?)
もちろん、魚介の前菜も。

ひたすら貝ですがパリで食べるよりもやっぱりおいしかった~。
この時期の大西洋の生ガキは最高です♡
観光じゃなくても他の街でのお仕事はたのしいもんですね。(予定外に日程が長かったけど...)
さあ、
パリにかえってまたがんばろー
おしまい。