シリーズ横浜の橋_その9・・・震災復興橋梁 谷戸橋・代官橋 | かながわ検定横浜ライセンス1級に合格したのでブログ続けてみました。

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 横浜のご当地検定である「かながわ検定横浜ライセンス」は2017年3月の試験を最後に終了してしまいましたが、その名前を忘れない様にブログのタイトルに付けました。
    そして、いつの日か「かながわ検定横浜ライセンス」が復活してくれたらと思います。

 

中村川から始まり堀川へと続いてきた中村川・堀川編もゴールが見えてきました。

今回は、堀川が出来た当初に架けられた3つの橋のうち、最後の一つ「谷戸橋」を取り上げます。

この「谷戸橋」も関東大震災後に架けられた、震災復興橋梁の一つとなっています。

 

この「谷戸橋」、現在の場所は本町通りと元町商店街をつなぐ位置に架けられていますが、

当初は、もう少し下流の谷戸坂の辺り、山下町側には旧グランドホテルや宣教師ヘボン博士邸、

山手側にはフランス領事館がありました。震災後、現在の位置に再建されたようです。

 

     その前に、まずは代官橋から見ていきたいと思います・・・ ↑

     これは親柱と言ったら良いのか??? ↓ 銘板と言ったら良いのか???

     

     代官橋から元町商店街の向こうを見ると・・・ ↓ 代官坂が見えます。

     

     前回取り上げた市場通り橋と同様に、こんな説明が書いてありました・・・ ↓

     この橋は、昭和58年高速道路建設時に、元町と山下町・中華街の人々の心を通わせ、

     来街者の利便性を向上させる橋として、元町自治運営会を始めとする地域の要望により、

     架けられた橋です。やさしい心でお渡り下さい。 元町自治運営会

     

     つづいて、谷戸橋にやって来ました・・・ ↓

     

親柱は重厚な石造りで、3段重ねの照明器具が付いた凝った意匠となっています。

そして、橋の袂にはシドモア桜が植えられています・・・ ↓ アメリカ人の紀行作家エリザ・シドモアは、

ワシントン・ポトマック河畔に桜を植樹する活動に尽力、ワシントンから里帰りした桜が植えられてます。

     橋の構造は前々回取り上げた西の橋と同様に、鋼アーチ橋となっています・・・ ↓

     

     昭和二年七月竣工・・・ ↓ キッチリした字体ですね。

     

     ひらがな表記の方は・・・ ↓ 達筆すぎて何て書いてあるか分かりません。

     

     そして、この谷戸橋も横浜市認定歴史的建造物となっています・・・ ↓

     

谷戸橋の向こうには元町商店街の入り口です・・・ ↓ 次回、中村川・堀川編ファイナル・・・つづく。

 

横浜の橋〓fab44〓代官橋・谷戸橋