今年はグズグズしていて4月中旬に大型連休はどうしようかと思い始めて、
いくつか候補地を考えながらも列車がことごとく満席で気絶しそうになりながら。
前週の「帰れマンデー」で帝国重工の財前部長らが房総へ行ったことを思い出し、
その中の館山方面とかいいね、とえきねっとで見ると席が余裕で空いていて。
大型連休などどこの観光地も混雑必至な時は千葉が穴場、とわかった
昨年の銚子に続いて館山へ行ってきた備忘録を前後に分けて。
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最終予報では結局のところ雨マークは消えたけど、
最初は雨マークがつくたびに5/3→4/27→4/28とえきねっとで変更して。
降水確率0%の大型連休2日目に初めての館山へレッツゴー!
都心はガラガラというGWあるあるの中を恵比寿から埼京線で新宿へ行き、
7時51分発の特急さざなみ1号で館山の1つ手前の富岡駅まで。
それにしても、定期運転が終了のはずの255系が一時的に使われていたためか、
子供から年配までの撮り鉄がひっきりなしに撮影していました。
特急さざなみは定刻通りに新宿を発つと、
君津を過ぎて上総湊が近づく頃から右側に浦賀水道が見えてきて気分高揚。
まもなくの浜金谷駅で鋸山目当てかかなりの乗客が降車するまで、
前日までそこそこの空席があったはずなのに当日はほぼ満席だったり。
↓かすかな黒ずみは塩害なのか車体窓の汚れ。
これまでは小学5年の臨海学校で行った岩井が内房最南端だったけど、
東京駅から122.8kmの富浦駅で下車して個人記録を更新。
十数人が降りたのに、気づくと誰もいなくなっていた駅舎から歩き始めて。
国道127号線を渡って歩いていると突然、の印象で海が目の前に見えて、
「あっ」と思わず声が出ながらポケットからスマホを取り出して。
駅から歩いて10分足らずです。
【 岡本桟橋 】 千葉県南房総市富浦町原岡204
全国でも珍しい木製桟橋のためドラマやCMなどのロケ地としても有名で、
館山エリアへ行くにあたり見たかった「岡本桟橋」。
空気が澄んでいると真正面には富士山が見える人気スポットでもあり、
10時半前後と早い時間でもけっこうな観光客が訪れて。
観光客同士が写真を撮るために場所を譲り合ったり、
お互いの写真を撮ってもらったりしながらの先端でした。
意外に楽しめた岡本桟橋を離れて駅に戻ります。
陽射しは強いけど、海風が気持ち良い田舎道。
富浦駅からは、11時27分発の内房線で館山へ向かいます。
富浦駅からの内房線各停に乗り込んだのは、
ボクら以外には男女それぞれ1人ずつ。
富浦駅を出てから次の那古船形駅まではガンガンに揺られながら、
定刻の11時34分に館山駅に到着。
予想以上に大きい館山駅駅舎の2階にはテラスがあり、
海にかけて見える街並みが南国チックでもあったり。
館山駅から内房なぎさラインに入ってランチ候補店に行くと、
50組近くの待ちに眩暈を覚えながら順番受付券を発行して店を出て。
どうせ1時間以上は待つだろうから先に館山城を見学しよう、と
グーグルマップでルート確認すると「ここ?」とウソのような小路に導かれて。
【 館山城・城山公園 】 千葉県館山市館山362
程なく遠くに城が見えて道が合っていたことにホッとしながら、
10分ほどで館山城へ到着。
芝生公園の悠々と泳ぐ鯉のぼり越しの天守が妙にカッコいい。
ただ、城山頂上の天守までの上り坂がキツそうと思っていると、
無料シャトルバスが運行していてラッキー乗車。ドライバーは忍者姿です。ニンニン
戦国大名の里見義康の居城として完成したものの1614年に廃城となり、
現在城跡は公園になっていて模擬天守は1982年に建設されたもの。
今回は入らなかったけれど、
500円の入場料には公園内の博物館観覧券も含まれます。
天守は三層四階で、城内には里見氏を題材とした
「南総里見八犬伝」に関する資料が展示されていたりする中。
天守内は、現存12天守のような急で狭い階段ではなく
普通の階段で昇りやすいうえに土足OKなのでとても気軽です。
天守最上階からは館山市街や館山湾が一望できて、
岡本桟橋と同じく空気が澄んでいれば富士山もくっきり見ることができる、とか。
そういえば館山では外国人観光客をほとんど見かけないのは、
房総半島の先端でわざわざ足を運ぶまでの明確な観光目的がないからなのか、とか。
外国人観光客が大半の観光地との違いはなんだろ、などと考えながら
館山城を離れて館山ランチを楽しみに行きます。
後編につづく↓
Mahalo