先週、知人が他界した。SNSで知り合い、劇場でお目にかかることも度々あった。お茶飲んだりゴハン食べたりはしていなかったが、10年来の知り合い。5年前から病と闘っていて、昨年には余命宣告を受けた、ということは、ご本人が投稿されていたので、ああ…その時が訪れたのか…と、受けとめた。
直接お目にかかったのは、トータルで10回ぐらいだと思うが、彼は いつも笑顔だった。優しい柔らかい語り口で接してくれた。
お互いのSNSの投稿に反応したりもした。観劇絡みでない、政治的な投稿(現政権への不満・不信をつぶやいたもの)にも、お互いに反応していた。私は、彼の笑顔しか見たことはないけれど、こういう時は怒った顔をしているんだろうなと想像していた。強い激しい口調で喋る彼は、まったく想像できないが、近しい間柄の方々には、そういう面も見せていたのかなあ。
SNSを始めて十数年。SNSきっかけで知り合い、実際にお会いした方々、SNSのやりとりはあるけれど、一度もお目にかかったことの無い方々、さまざまだが、幸い、私の場合、直接 会ってみて がっかりしたということは無く(相手方は どう感じてらっしゃるのかわからないが)…。SNSを介して知り合う方々が皆無の世界に比べれば、本当に有り難い、充実した世界だと思うのです。
お仕事に、お酒(&お食事)に、観劇やライブに、人生を楽しんでいた●●さん。闘病しながらも、お仕事も観劇も楽しみながら、最期まで生き抜いた彼に、合掌。安らかにお眠り下さい。出会ってくれて、ありがとうございました。