さて、10連休最後かつ令和最初に手をつけるプラモ(パチ組)は、この「グレンダイザー(INFINITISM)」。
外蓋を開けてみると、HGガンプラ箱を横2つに並べたサイズの大型箱に中身がギッチリ。
ただこの中にガンプラ1/100相当を飾れる「アクションベース4」(約650円)もデフォで丸ごと入っていました。
自分としては、1/144を飾る「アクションベース2」(約380円)では先の「フルアーマーZZ」の自重を支えきれなかったため、臨時のピンチヒッターとして大変重宝しましたが、本商品の定価が約5,200円と考えると、複数買いする時にはちょっと考えてしまいます。
組立自体はアッという間。「HG」と銘打ってはいますが、感覚的には「RE/100」以上「1/100 鉄血シリーズ」未満のパーツ数&分割加減。
モノコック構造の各部位を「Infinity」シリーズ共通パーツで繋いでいくといった感じで、大まかなパーツ構成が組み上がりを予想させ、着彩部は過不足無く小パーツ化されているので、ザクザク形になっていきます。
何より作り慣れた「ガンプラ」とは異なるデザインラインで、目が弱ってきている自分でもテンション高く、楽しく作る事が出来ました。
元々自身のパワーと内蔵武器をもって戦うスーパーロボットなだけあって極めてシンプル。
「Infinity」シリーズ共通パーツの余り分があるにはあるのですが、ガンプラでは余り見ないデザインパーツなので、ジャンクパーツとして保管しがいのある内容で苦に思いません。
マジンガーZの首パーツは後でちょっとしたアイデア実現のために重宝しそうだし、アゴパーツも自分なりのプロポーション追求時には良い予備になりそうだし、頭の上の受け皿部も…ん?
そういえばfigmaを改造して作成中のまま、途中で放り出していた「ロボットガールズZ」のZちゃんがいたのでした。
何しろかなり前の作りかけなので、今見ると荒すぎるのと、さすがにこのままだと報われなさすぎるので、近日中に完成させようかと思います。
という訳であっさり完成。今風のマッシブ体型は、元々マッシブだったグレンダイザーにはよりフィットして見えます。
賛否両論あったというリファインデザインですが、カッコ良く動いてしまえば納得してしまう「仮面ライダー555理論(※放映前の酷評と裏腹に、闇中で光りながらライダーキックをかました瞬間、その評価が180度転換した事)」に基づくのであれば、新しいファン層開拓のためにもドンドンやってほしいところ。
「超合金Z」という幻想に縛られがちなマジンガーシリーズにおいて、ガンダム的な直線状パネルラインで無くハニカム構造を採り入れた事が、実際にこの立体映えを目の当たりにするとストンと腑に落ちるのがスゴく面白いです。
元々両サイドの「ホバーパイルダー」的な意匠には着目していたものの、現在ホビージャパン誌上で連載中の作例小説において、甲児自らが開発に携わる際「グレートブースター」を参考にしたという表記を見て、素直に感心してしまいました。
ちなみに取説内に図説はあるのですが、ダブルスペイザーとアクションベースを接続する際に「どのパーツを使うか」は明記されていませんでした。ランナー「ACB-4B」の「11」を使うと、図説通り飾ることが出来ます。
物が飛行ビーグルかつ軽量なので、同じ3mm径の「figma」「リボルテック」「F-toys」の台座を併用した方が扱いやすいかもしれません。
合体させるとこうなります。「機首の長・短パーツ差替」「コンコルドのような機首ダウン」機構はありますが、残念ながら合体時の「翼変型」はオミットされています。
パーツ分割が改造しやすいようになっているので、手を加えたい人用に敢えて残したという感じでしょうか。
では早速( ・ω・)⊃してみようっと。
このボリュームと、ガンプラとは異なる構成が新鮮で、かなり楽しめます。
「ダブルスペイザー」の翼変形ギミックのオミットに関してなのですが、ご覧の通り収まりも良くグレンダイザーのアクションには全く影響しません。安心して( ・ω・)⊃出来ました。
残りのマジンガーシリーズも購入する事を心に決め、「HG グレンダイザー」のレビューを締めようと思います。
遠回しな「グレンダイザーU」推進記事はこちら。