製作・脚本:リュック・ベッソン

監督:オリヴィエ・メガトン


仕事に忠実な完璧超人の主人公が組織に拉致され、失敗した友人の仕事を引き継ぐが荷であるヒロインと悪役、第3者に振り回されながらも友人の警部と共にヒロインを父親の元へ届けるというストーリー



非常に見やすいスピード感あるカーアクションとシリアスであるが多少ジャッキーよりのアクションのもあり川からトラクターで引きあげらるシーン等ユーモアのあるバランスの取れた作品。


アクションは途中でスローを交えながら撮るいまどきの手法を用いており、ものやうまく使った芝居がかった多少ジャッキーよりのアクションが見られる、殴られて修理工場の壁が壊れ主人公が飛び出すカットがあったが、この辺りは、何か東映特撮にもちいられるやけに脆い壁、壁の向こうがまったく別の空間という戦隊物によくある演出が在り多少気になってしまった。


カーアクションは広角レンズ等を使用し迫力のある画面を見せてくれたがカーチェイス事態が前2作に比べ少なめな印象を受けた。


作品の完成度は高めだが、完璧超人キャラに頭の弱い馬鹿女を合わせるパターンは多々あるが、意図はわかっていてもやはりイライラしてしまう。

それとヒロインのうなじの「安」のタトゥーが終始気になって仕方ない。

監督:本多猪四郎

脚本:関沢新一

撮影:有川貞昌、富岡素敬


東宝の怪獣映画の主役級が集まり宇宙怪獣キングギドラを倒す目的と主人公と飛行機事故で自分を金星人と自称する亡国皇女を巡る2点の物語が交差する作品。

金星人はキングギドラに滅ぼされた後地球に逃げ延び長い時間をかけて人と同化したという設定を語りながら太古の記憶が突然、皇女に現れたのかは結局謎のままに終わる。


怪獣映画での色恋ネタは、多いがこの作品はあまり進展せず無難に終わる。

メインデイッシュである怪獣のバトルについては不満が残る点が多かった。

空を飛ぶラドンや地面を這うだけのモスラはおいておくにしても、ゴジラのとり方にあまりにも巨大感がない。

安っぽい室内セットで撮るのだから、アイレベルを画面、中から上に構えて全身を入るようなカットはできるだけやめて欲しいと個人的には思う。

山岳戦ならば、せめて足本だけでも前景?のセット山や木等で隠すなりしていただかないとどうしても大きい生き物には見えないと感じる。


多少残念に思う作品でした。

監督:廣木隆一
脚本:斉藤ひろし
撮影:斉藤幸一


仕事で関わったダメコンパニオンに帰りに逆ナンされて中学生みたいな恋愛するってとこからはじまってガン発覚~結婚→死亡までを扱った作品


カメラはロングで撮る事が多く
1カットが長く淡々と進んでいく感じ
画面が広く間延びして見えてしまうのが残念


末期癌患者の割には顔色もよく痩せこけているわけでもなく感染症もない痰を吐くのも機械で吸い出すレベルのはずだがに生活している描写はいたって元気…