こにゃにゃちわ。

こんにちわです。 

最近あまり書いてないなー日記代わりなのにどうなのさー、と思ったので書くです。

漫画のことに関しては、今ネタにする漫画を絶賛採掘発掘捜索中で選別中なので、ちょっとおやすみ。

どのダンボール箱に何が入っているのかの目録やらメモ書きしときたかった。

で、今回はアクセサリー、私が持っているコレクションのシルバーアクセサリーの指輪、それをちょっぴり手を加えて加工したお話です。




さて、上の写真の指輪、どちらも同じ925(スターリングシルバー)製なのですか、この2つ違いはなんでしょう?、ってさすがにわかりますかね、ちなみにサイズ違いとはいえどちらも同じモデルです。

違いは表面加工処理のフィニッシュ。

右のツルピカの方が元の状態で、それにヘアライン仕上げという加工技術を施したものが左のモデルです。

ヘアライン仕上げとは、文字通りヘア(髪)ライン(線)、細かい線状の模様をつける、艶消しの加工の技術の一種のようなものです。

技術とかいっても、やること自体は別に特に大仰でもなんでもなく、平の棒ヤスリや紙やすりで丁寧にそっと少し削る、言ってしまえばただこれだけのこと。

だがしかし!!その「丁寧」とかそういう心髄的な部分が実は非常に難しかったりするのである。

例えばまずは、線自体がちゃんと揃って、目的の方向に向かってちゃんと直線であること。

一番初歩的で入門的な導入な段階の話なのですが、これがなかなか難しい。

慣れと技術、それにセンス(残酷)があればできるようになるのですが、これが乱れればとても残念な醜い事態になります。

できる人でも雑念や煩悩があれば、すーぐ乱れます。

ラインの乱れは心の乱れ。

恥ですよ恥、とっても恥ずかしい。

ちなみにできない人は本当にできません。

棒ヤスリ一本握って構えるのにもセンス的な部分が必要になったりします。

それができない人がやろうとしても、手や指の筋肉とか筋とかをちがえて攣ってしまい、無残な物体が転がるだけです。

だから、たまに見るかもしれませんが、上の写真のように、表面処理が違うだけで値段が変わってくるんです。

それはなかなか手が込んでいることなのです。

それに、ヘアライン加工はヤスリを用いる、つまり削る行為なんです。

当然のことながら、それは形を変える行為なので、下手に失敗して力み過ぎて削り過ぎたりしようものなら、原型が崩れます。

特に重要なのは、写真の指輪の表部分のように、面あるいはツラ(フラット)が要求される部分の加工。

これを崩すと丸みを帯びて、ツラの美が台無しになってしまいます。

ちゃんとツラがでていれば、光にかざしていき少しずつ角度を変えていくと、ツラの部分に光が当たり反射する瞬間、その部分全体が同じタイミングで全体的にピカッと輝き、ツラがでず丸みを帯びていたりすると、端の方からじわじわと光っていきます。

ヤスリがけはある種の反復運動、つまり、ツラを出すには全く同じ面を全く同じ角度で全く同じ程度で全く同じように削らなければいけません。

これがヤスリの一つの技術です。

ちなみに、時計技師を目指す上で一番最初に学ぶのが、マイナスドライバーのツラ部分を削って加工してツラだしすることなんですが、冗談とかでなく、ツラだしできず加工作業に耐えきれず、発狂して「ほああああっっ!!」とか甲高い叫び声あげて教室を飛び出して行ったきり、それ以降彼の者の姿を見たものは誰一人としていなかったのじゃ、という事態がよくあります、頻度としては、毎年1クラスに一人はほぼ確実に出るくらいの割合です。

私もその加工される瞬間のミンクの叫びのようなものを聞いたことがあります。

だめだ、なかなかに申し訳ないけど、思い出しただけでもすんげー笑えてくるww

ヤスリは、それ自体は割と一般的によく見るような工具だけど、握るたびに、ヤスリ舐めんな!彫金舐めんな!と諌められます。

舐めてなんかないんですけれどもね。

あのひんやりとした感触は、いい感じに目が冴えます。

そして、今回ヘアライン加工の際にちょっと気にしたのが、指輪の角のエッヂの出具合。

これがあるだけで完成度がまるで違います。

右の原型状態は割と角に丸みが出ちゃっていたので、触れれば指が切れる刃物の刃くらい鋭くエッヂを出しました。

手持ちのカメラがスマホだけで、接写してお見せできないのが残念極まりない。