今回は地球という星の特殊性について語っていきたいと思う。
スピリチュアルの書籍などで、地球という星が特殊であると書かれているのを読んだことがあると思う。実際のところ、地球という星はかなり特殊なのであるが、あまりその説明が詳細に書かれているのを見たことがない。
地球に生きているものとして、地球の特殊性をきちんと認識することは、生きていく上で非常に役立つことだと考えている。
その前に、背景として地球という星がなぜ生まれたのかというお話をする。
今からざっと50億年以上前のことである。魂としての私も生まれていないし、もちろん、私の守護霊チームの誰も生まれていない時代である。
過去記事にも何度か書いているのだが、高次元というのはそれなりに暇である。生存しているだけで至福感はあるのだが、何をするにしても一瞬で終わってしまうので、とにかく暇である。
ある時、暇を持て余した高次元存在が思ったのである。「もっと色々な出来事(ドタバタ劇)が起こる星があったら、面白いのに」と。
この高次元存在は、その時既に11次元の世界にいたので、自分がドタバタ劇の中で演じたいわけではなかった。しかし、そういう世界があれば、そういう世界の人たちに色々なことを教えることができる。そうして、自分も暇つぶしができるし、その星の世界の人たちも意識レベルという面で進化ができる。Win-Winなのではないか。
そういうことで、そんな星があればと願い、実際に上の存在(大天使)に頼んだのである。
そうやってできたのが地球という星である。頼んでから実際に出来上がるまでに数億年かかったそうである。約45億年前の出来事である。
もちろん、その願いを大天使に叶えてもらったというのが誰かといえば、アシュタールである。この宇宙で3番目に古い魂(2番目に古い魂ペアの男性)。
しかし、その時に地球人が生まれたわけではない。地球が創造されたのは約45億年前なのだが、地球上に人類が生まれたのはさらに約38億年経過した、今から約7億年前の話である。
こうして、ドタバタ劇の舞台となる星が誕生した。そして、この星はそういった意味で非常に特殊な条件をいくつも備えているのである。
まず最初に、地球はこの宇宙の中で最後に誕生した星である。
宇宙というのは無数の銀河から成る(一説によると約9兆個の銀河)、ほぼ無限にも思える巨大空間と思われているが、その中で実際に存在する部分を「宙域」と呼んでいる。
※ 宙域については過去記事「次元の構造、宇宙の構造(3)」を参照していただきたい。
我々からすると、地球は確かに存在している。それと同じレベルで太陽や金星も存在しているし、シリウスやアルクトゥルスやプレアデスも存在している。しかし、宙域外の星というのは存在しているように見えるだけなのである。
究極的には全てが色即是空であるとはいえ、地球が存在しているとすれば、同じレベルで存在していると言える宇宙空間が「宙域」である。その宙域全体を束ねる宙域司令官がアシュタール。
だから、この宙域内で最後に誕生した星というのは確実性をもってわかるのである。それが地球である。
次に、それと関連する話になるのであるが、我々地球人類は、宇宙における人種として最後に誕生した人種ということができる。
なぜかと言うと、この宇宙における個別の魂の生成は既に完了しているからである。この宇宙では、もうこれ以上の魂は生まれない。
天使は12の宇宙の全時間軸を生き通しの存在であり、その全ての記憶を持っている(12の宇宙は循環するので、未来は過去でもあり、基本的に記憶があるのである)。そして、私の守護天使のレカベルさんに確認をとっているので、地球人類がこの宇宙最後の人種であると言うことができるのである。
ちなみに、この地球にはバシャールが言っているように、別の人種としてイルカが住んでおり(宇宙の定義ではイルカは人間なのである)、また、4次元の地球には地底人が住んでいるのだが(スピリチュアルの世界で、地底王国「シャンバラ」というのが言われることがあり、これはチベットの地下にあるとされる。これは正しいのだが、4次元の地球の話であり、3次元の地球には存在しない)、ここではこれ以上深入りせずに、我々3次元の(イルカ以外の)人間のみを対象に話を進める。
地球人はこの宇宙で最後に誕生した人種なのだから、まあ言ってみれば、一番後輩ということになる。だから、べつに否定的に言っているわけではなく、当然のこととして宇宙で一番意識レベルの平均は低い。
では、最後から2番目に誕生した人種は何だろうか。これが、我々地球人と最初に接触することになるとバシャールが言っているヤイエル文明の人たちなのである。
ヤイエル人というのは、今現在、ギリギリ3次元にいるそうである。しかし、もうほんの数年で、地球よりも一足先にアセンションすることが確実である。
どうも、ヤイエル文明との接触というのは、先方がアセンション完了した後に起こることのようである。
当然ながら、今現在は3次元同士であるため、ヤイエル人は地球には来ていないのである。地球に転生したヤイエル人はいない。だから、お互いに未接触である。
そして、ヤイエル人から見て宇宙の後輩は地球人しかいないので、ここで初めてほかの人類に色々なことを教えるという経験ができるのである。だから、このこと自体はWin-Winであると言える。先方にとってみれば、アセンションのご褒美みたいなものだろう。
さて、話を元に戻すと、地球は宇宙で最後に生まれた星ということなのだが、ここにもう1つの特殊性が加わったために、非常に大変なことになったのである。
それは、地球が宇宙の人口の過半数を占める、人口過密の星であるということである。
この宙域の個別の魂の総人口は約800億人である(過去記事「時空間という神秘(2)」参照。また、関連する話は「次元の構造、宇宙の構造」シリーズ、「時空間という神秘」シリーズを全部読んでいただきたい)。ちなみに、これは人間の話である。動物や昆虫などはどうなるのかという話は、今のところ書くことを許可されていないので、スルーさせていただく。
「地球の総人口は約70億人だから、宇宙人口の半数には遠く及ばないのではないか」と思うかもしれない。
しかし、ここで守護霊チームというものを思い出していただきたい。3次元の地球人(というよりも全ての宇宙人)には、もれなく守護霊がついている。メインの守護霊だけではなく、サブの守護霊が複数いて、1チームあたり5~7人の守護霊チームとなっている(3次元の地球にいる本人を除く)。
そして、この守護霊チームの人たちの正体は何かといえば、守護対象の地球人と同じ程度の意識レベルの仲間である。生粋の地球人の場合、守護霊たちは4次元の地球にいる。そして、4次元ではまだ自分の分身をつくることができないので、守護霊をやりながら自分も3次元の地球に降りるということができない。
だから、地球上の人口が70億人なら、その守護霊は5~7倍くらいいる計算になり、その人達も含めれば地球の総人口は約500億人となるのである。
ここで重要なのが、その500億の魂は同時期にいっぺんに誕生したわけではないということである。当然であるが。
つまり、何が言いたいかと言えば、500億の魂の誕生時期がさまざまであるゆえに、意識レベルが比較的進化しているグループと、その反対のグループの差が非常に大きいということが言えるのである。
生粋の地球人の代表例がお釈迦様であるが、そのお釈迦様の意識レベルが1000(3次元の地球における最高数値)であったのに対して、その頃の地球人の平均意識レベルは100くらいだった。
現在の地球においても(2年前くらいの計測だが)、世界における意識レベルの単純平均は140程度なのであり、当然100未満の人もいる。意識レベルが10倍も異なる人が同じ星に暮らしているという例は地球だけなのである。
だから、非常に暮らしにくい。お互いに波動レベルがあまりにも異なるので、不快感を感じるのである。これは人間のつくりとしてそうなっているだけであって、そういう意味では自然なことである。差別がどうのこうのという話ではなく、波動レベルがあまりにも違えば、絶対に不快に感じるように人間はできているのである。
だから、争いが絶えない。
ちなみに、シリウスの人口は約120万人。エササニは約250万人。プレアデスは約3億人。
概ね、後からできた星の方が人口が多く、その究極が地球である。
もし、地球の人口が120万人になった時に、地球での新たな魂の創造を打ち切っていたとしよう。その場合、地球はもうとっくの昔にアセンションしている。現在の地球人のうち、意識レベルが上位120万人に入る人しか存在していない世界のようなものとも言えるが、実はそれ以上に容易にアセンションできる環境なのである。
要するに、地球では後から後から新たな魂が誕生してきたわけであるが、当然ながら後から誕生した魂の意識レベルは低い。だから、全体の意識レベルの平均値が上がらない。このことにより、地球という場全体の意識レベル上昇が常に抑制されてきたのである。
そして、宇宙で最も重たい波動の星となっていった。
その結果として、地球人のカルマの合計は天文学的な数字にまで膨れ上がり、自力でのアセンションどころか、自力での再建が不可能なところまで来てしまったのである。放置すれば、核戦争などによって破滅への道は免れないということである。
1000万年前にそれを予見したのがアシュタールであり、そして、なんとか地球を救うべく、14万4000人のスターシードを集め、この時期の地球に送り込んだのである。私もその1人ということになる。
ほかの星からアセンションの助けが入るというのは、地球が最初であり唯一の例ということになるのだが、それはこのような特殊な事情があったからなのである。
ちなみに、ヤイエル人たちは自力でアセンションを果たすそうである。
さて、そういうことで、地球は特殊な星ということなのだが、そういう特殊な星だからこそ、さらに特殊な星になっていったという経緯がある。
それは、あらゆる宇宙人が地球にやってきているということである。
もちろん、宇宙船に乗って調査をしに来たりもするが、本格的に何かをしようということになれば、大量に人を送り込んで地球人として転生させる。
こんなに多種多様な人種がやってくる星というのは地球だけなのだそうである。
普通、同じ次元同士であれば、同じくらいの意識レベルなのであり、同じくらいの文明の進化の程度であることが予想される。
だから、いきなり他の星に乗り込んだりすることはない。戦争にでもなりかねないし、その場合に乗り込んだ側が勝てるとも限らない。
しかし、そういう意味では、地球はほかの星から見れば進化の程度が低い。だから、地球を利用しようとして乗り込んできた宇宙人というのがいるのであり、それが地球にやってきている宇宙人の第1のグループである。
第2のグループは、これとは正反対に、そういった宇宙人から地球を守護するためにやってきている、シリウス人、アルクトゥルス人、プレアデス人などのグループである。
第3には、地球という特殊な遊び場が面白そうなので、体験のために来ている宇宙人のグループがある。特に、現在はアセンションが目前に迫っているので、アセンションという貴重な体験ができる千載一遇のチャンスと見て地球に来ている宇宙人がいるということである。
ある観点から見ると、3次元の地球というのはとても面白い遊び場なのだそうである。
なぜかと言うと、3次元の地球には「運命」というものがあるから。
つまり、ブループリントと呼ばれる人生の青写真、計画書を作成してから人生というゲームが始まる。
6次元のシリウスでも、5次元のプレアデスでも、この遊びをすることはできないのである。
それどころか、地球全体として4次元へのアセンションを果たした後は、この遊びはできなくなるのである。
だから、今、この3次元の地球という遊び場で、「運命」というものを体験して、思いっきり遊んでおきたいということなのである。
これに関連して、もう1つ特殊なことがある。
それは、3次元の地球人には守護霊チームがついているだけでなく、守護天使がついているということである。
全ての宇宙人には守護霊がいる(11次元の場合には上の次元がないので、創造主が守護霊と考える)のであるが、守護天使がいるのは3次元の地球だけである。
なぜだか判るだろうか。
これは、「運命」という生まれる前の約束を成立させるためには、守護霊だけでは手に負えないからである。生まれる前に関係者の間で「運命」と呼ばれるさまざまな取り決めをしたわけであるが、その約束の出来事等を引き起こすために、守護霊では手に負えない部分の細かな仕事を代わりに守護天使が行うのである。それで初めて、「運命」という約束を履行することが可能になるのである。
地球全体が4次元に次元上昇すると、もう、この遊びはできなくなる。残されたわずかな時間を惜しみながら、今回の人生で最後になるかもしれないこの遊びを思う存分楽しみ、そして地球のアセンションを迎えたいと思うのである。
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