(前回の続き)
前回は地球の「下限の次元」が3次元から4次元に上昇するという話をした。
「下限の次元」があるのであるから、「上限の次元」というのもある。例えば、プレアデスでは上限の次元は8次元である。シリウス、アルクトゥルスでは上限の次元は9次元である。
シリウス、アルクトゥルス、プレアデスの3つの星は併記されたり1つのグループとして扱われることがある。単純に言えば、仲間の星といった感じである。
それは正しいのであるが、実はもう1つ仲の良い星がある。それがアンドロメダである。シリウス、アルクトゥルスはアシュタールの管理下にある「宙域(意味は後述)」の中でまずまず進化している星なのであるが、アンドロメダはこの宙域の中で最も進化した星である。なんと、「下限の次元」が8次元である。
「アンドロメダ」という言葉には3つの意味がある。まず、「アンドロメダ座」という星座がある。これがややこしいことに、我々の住む太陽系を含む「天の川銀河」だけでなく、別の銀河である「アンドロメダ銀河」に跨る星座なのである。星座というのは距離を無視して視覚的に1まとまりになっているものを認識するものなので、星ごとに距離が近かったり、遠かったりさまざまである。
そして、スピリチュアルの世界ではこの「アンドロメダ座」の最も地球に近い星、天文学等の世界では「ロス248」とか「アンドロメダ座HH星」と呼ばれるそうなのだが、それを単に「アンドロメダ」と呼ぶ場合がある。ここでの「アンドロメダ」は、アンドロメダ座の中で地球に最も近いこの星を指す。地球からの距離は10.3光年。シリウスが8.6光年、アルクトゥルスが36.7光年、プレアデスが443光年なので、とても近い星である(ただし、等級が低く、肉眼では見えない)。
「下限の次元」「上限の次元」を理解しやすいようにチャートにしてみよう。
人間の住む世界としては3次元が一番下の次元となり、3次元~9次元が星ごとに存在する世界である。
ところが、10次元の世界となると星ごとに存在するのではないという。この宙域の中にいくつの10次元世界があるのか、正確な個数は不明(教えてもらっていない)なのだが、数個~10数個くらいの間らしい。
そして、最上位の11次元となると宙域にただ1つしかないのだそうである。
さて、「宙域」の説明に入っていこう。
まず、宇宙の一番大きな単位、宇宙全体のことをここでは「ワンネス宇宙」と呼ぶことにする。一般的な呼び方はあまり定まっていないようで、単に「宇宙」といった場合にこれを思い浮かべる人もいる(私はそうだった)のだが、「宇宙」という語は違う意味でも使用されるので(後述)、区別する場合には「大宇宙」「汎宇宙」「マクロコスモス」、あるいはユニバースとの対比として単に「コスモス」などと呼ばれるかもしれない。
とにかく、全ての銀河が含まれる宇宙のことをここでは「ワンネス宇宙」と呼ぼう。最近ネットで見た説だと、「ワンネス宇宙」には9兆個の銀河が含まれるそうである(当然ながら諸説あり、以下の数値はネットで見たものであり一つの説にすぎない)。
だから、「ワンネス宇宙」の下の単位として「銀河」というのがある。我々が住んでいるのが「天の川銀河」であり、そのほか、お隣だかにある前述の「アンドロメダ銀河」などが知られる。そういったものが全部で9兆個ある。
そして、我々の「天の川銀河」に含まれる恒星の数は2500億くらいとのことである。地球は恒星ではないから、数を数えるのであれば惑星も含めた方が良いのだが、それだと8000億くらいだろうか(太陽は惑星をたくさん持っている恒星であり、太陽系の惑星の数は恒星の持つ惑星数の平均ではない。惑星を持たない恒星も存在する)。
とにかく、当たり前だが、銀河の下の単位として「星」というのがある。地球、シリウス、アルクトゥルス、プレアデス、アンドロメダ(星としての)などである。
そして、「宙域」とは何かということになるのだが、「宙域」とは銀河を分割したそれぞれの領域のことを言う。我々が所属している「宙域」には特に名称はないのだが、この「宙域」を統括・管理しているのが「宙域司令官」であるアシュタールということになる。
このアシュタールが統括している「宙域」には約10万の星が含まれるそうである。恒星の数で言えば2~3万程度。
「宙域」の本質的な意味に進もう。
実は、「宙域A」と「宙域B」はお互いに接触することができない。どんな最新テクノロジーを搭載した宇宙船を使用しても宙域外に出ることはできないのである。宙域司令官のアシュタールですら、この宙域の外に出ることはできない。
従って、宙域はそれで1つの宇宙を形成しているとも言えるのである。
一般に知られている7つのチャクラを拡張した「12のチャクラ」というシステムがある(この話はいつか別の機会に)。この中に「ユニバーサル・チャクラ」、つまり宇宙レベル・チャクラというのがあるのだが、これは「ギャラクティック・チャクラ」と呼ばれる銀河レベルのチャクラよりも対応領域が下の単位とされている。ここでの「ユニバース」あるいは「宇宙」は「宙域」を指しているのである。「ユニバーサル・チャクラ」は「宙域チャクラ」ということになる。
なお、例外として、1つだけ宙域外に出る方法がある。それは「転生」である。生きている間には宙域外に出られないのであるが、生まれ変われば別である。転生によってアンドロメダ銀河から我々のいる天の川銀河に移行した存在はいるそうである。
※ この部分に訂正が入りました。
「次元の構造、宇宙の構造」の1回目の記事で以下のように書いた。
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話を元に戻す。「時空間が丸見え」についてはいくつかの注意事項がある。
(中略)
3つ目は、「見渡せる空間の範囲にも限界がある」。この話は次回以降で解説する。
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上の次元から下の次元の時空間を見渡した時の、この「見渡せる空間の範囲の限界」というのが「宙域」になる。9次元の存在でも11次元の存在でも、時空間を見渡せる3次元世界(あるいは4~8次元世界)は自分が存在している宙域内に限られる。
スピリチュアルの世界でよく聞く「宇宙連合」というのは、宙域内の連合組織ということになる。だから、シリウス、アルクトゥルス、プレアデスなど地球から比較的近距離にある星の名前をよく聞くのである。そこには隣の銀河の星は参加していないし、それどころか、隣の宙域の星も参加していないのである。
以上のように、「宙域」というのは1つの「宇宙」とも呼べる単位である。そして、宙域内の次元は最高で11次元となる。
では、それ以上の単位ごとに次元というのは存在しないのだろうか。例えば、宙域を束ねた「大宙域」というものが存在して12次元、さらに大宙域を束ねた「大大宙域」が13次元、ずっと上に銀河レベルの次元、さらに銀河を束ねた「大銀河」の次元・・・と続いていくものだろうか。
もしかしたら、そうなっているかもしれない。現在の9次元のシリウスでは、おそらく、そのような構造になっていると予測している。しかし、あくまでも予測にすぎない。我々が接触できる範囲内の存在では、このことを知っている存在はいない。9兆個の銀河を束ねたレベルで本当に終わりなのかも判らない。
逆に、「宙域」で終わりという可能性もある。このように予想をしている存在は少数派ではあるが、いるという。「宙域」とは限らないかもしれないが、宇宙はどこかで閉じていて無限ではないという考えもあり得る。
我々の宇宙は「知覚」によって存在しているように見えるだけとも言える。色即是空である。
地球やシリウスが確実に存在するという前提の知覚レベルで言っても、宙域外の宇宙が本当に存在していると確定することはできない。どこまで行っても「存在しているように見えるだけ、存在しているように知覚されるだけ」という可能性が常にある。
宇宙の秘密の核心の部分は誰も知ることができない。
「次元」も「宇宙」も色即是空の「色」の世界の話であり、夢・幻のようなものとも言えるのであるが、その夢・幻のような世界は夢・幻程度には現実でもあるという、「色」の世界のお話として解説させていただいた。