今回は高次元存在は分身をつくれるという話と、それに関連して、(一見、関係ないように見える)地球に来ている宇宙人の出身星はどのように決まるのかという話をする。

まず、これまでこのブログにほとんど登場したことがない「天使」の話からしよう。

地球人には誰にでも1人守護天使がついている。目に見えないだけで、守護霊同様に皆さんの近くにいつも存在している。この守護天使を担当するのは72人の天使と8人の大天使のうちの1人である(天使はもっといるのだが、守護天使となるのは80人)。

ほとんどの人については、誕生日で担当天使が決まる。1年を5~6日ずつ分割して72人の天使でそれぞれを担当する。ただし、大天使が担当するような人やスターシードなどは例外である。

ちなみに大天使がつくのは、やはり特別な人なのだが、スターシードには大天使はつかない。スターシードには、ある時期からアセンデッドマスターがつくが、それは必ず宙域司令官であるアシュタールが担当するので、天使とアシュタールの2人体制になるからである。

話を元に戻すと、地球の人口が70億人もいるのに、80人の天使・大天使で守護天使を担当するというのはどういうことだろうかという疑問が湧いてくる。

この疑問の答えは、「天使は上限なしに分身をつくれるから」ということになる。単純計算で、天使1人あたり地球人1億人くらいを担当していることになるが、これはもの凄い数の分身をつくって担当しているのである。

 

当然ながら、分身同士のコミュニケーションも可能である。全ての分身同士でコミュニケーションしているとなると、想像を絶する能力である。

 

実は天使だけでなく、高次元存在は分身をつくることができる。ただし、分身をつくれるようになるのは6次元からである。5次元ではまだ分身をつくることはできない。これは大変興味深い事実である。

この分身の話は、実は「アルクトゥルス人より地球人へ」という書籍に出てくる。この本は「ハトホルの書」のトム・ケニオンが書いた本で、非常に興味深いので、ディープな知識を求める方にはお奨めである。アルクトゥルス出身の神様(日本神話の神様)が何人か出てくる。誰が誰とは言えないのであるが。判る人には日本神話の「黄泉の国」の意味が判ってしまう。

この本に「放射」という概念が出てくる。自分の意識を放射する、自分の意識で放射をつくる、のような感じで使われていたと思うのだが、この言葉はわかりにくいので私が翻訳してあげると、ズバリ「分身の術」なのである。

この本ではアルクトゥルス人なら誰でも放射ができると書いてあるのだが、同様にシリウス人でもできる。これは6次元以上ならできるのである。だから、プレアデス人の場合にはできる人とできない人がいる。5次元のプレアデス人はまだ放射はできないということになる。

※ この本では舞台となる世界は主に5次元と書かれているが、現在のアルクトゥルスの下限の次元は6次元であること、そして、この本に出てくるアルクトゥルス人はほとんど9次元の存在であることに注意。上の次元からは下の次元に来ることができるので、5次元には次元を降りてきているのである。また、「超銀河的」などのように言葉が正確でない(過去記事「次元の構造、宇宙の構造(3)」に書いたように銀河は超えられない)面があるのであるが、チャネリングでの意思伝達の精度がペンデュラムよりも低いとか、それを言葉に置き換えたりした際の(または翻訳の問題かもしれないが)精度がやや低いとかの問題であるので、その辺りは考慮していただきたい。

普通の高次元存在は天使のように上限なしに分身をつくることはできない。天使同様に上限なしに分身をつくれるのは、11次元の存在のみである。だから、アシュタールも上限なしに分身をつくれるし、アシュタール以外の存在でも11次元であれば上限なしに分身をつくれる。

次元によって、意識レベルによって、つくれる分身の数が異なる。

10次元は数千人レベル、9次元は数百人レベル、分身をつくれる一番下の6次元だと数人レベルだそうである。

ここで分身と転生の話になる。

スターシードというのは全員6次元以上の世界から地球にやって来ている。そして、全員、地球に送り込まれたのは「分身」なのである。

驚いただろうか。多くの人は、この話は聞いたことがないはずである。

つまり、地球にいる私は「分身」の方であって、「本体」は今もシリウスに存在している。スターシードの皆さんも「本体」は出身星に残っているはずである。

私は地球での過去生の1つに平安時代の僧侶だったことがあるのだが、この僧侶はある見方をすれば、実は死んでおらず、今も某山中にいると信じられている。肉体は死んでいるので、浮遊霊状態ということなのだが、普通の浮遊霊は自分が死んだことが理解できなかったり地上への執着であったりで残存しているのに対して、意図的に地球に残っているのが異なるところである。

ということで、私の「分身」は今地球上に2人いる。この文章を書いている私でない方の分身が現在まで残っている理由は、アセンションを見届けたかったということらしい。

話を元に戻そう。

まず、地球に送り込むのが「本体」ではなく「分身」である理由は、「安全策」ということである。「本体」は絶対に危険を冒さないのである。アシュタールの宇宙船に乗って宙域の警備に出掛けるのも全部「分身」なのである。

地球への転生というのはかなり危険な行為であり、下手をすると輪廻転生のサイクルにまた飲み込まれてしまう可能性がある。そんなリスクを「本体」が冒すわけないのである。

ところで、分身をつくれるというのだが、9次元の存在は9次元に数百人の分身をつくれるわけではない。ここが面白いところなのだが、分身は下の次元にしかつくれない。9次元のシリウスの女神様たちは、8次元以下に自分の分身をつくることができる。

過去記事「身近にいる宇宙人、身近にいる覚者」で私はシリウス人だが、アルクトゥルス、プレアデス、アンドロメダ、地球にも転生したことがあると書いた。全て「分身」の転生である。逆に言うと、「本体」はほかの星に転生することができない。

だから、6次元以上の存在の場合、色々な星に転生した経験があると言っても「本体」はメインの星から離れられないので、メインの出身星というのは必ず1つに決まるのである。私の「本体」はシリウスから離れられないので、私のメインの出身星はシリウスである(メインという言葉も本来不要)。

では、5次元の場合どうなるか。これは少し別の話になる。なにしろ、分身をつくれないのだから、地球に転生したということは「本体」が転生したのである。輪廻転生のサイクルに飲み込まれてしまうリスクを冒したのである。

プレアデスからは地球に約3800万人が来ているというのだが、その大部分は5次元のプレアデスであるから、地球に転生するには多少のリスクを冒す必要はある。だから、非常にたくさんのプレアデス人が地球に来ていると言っても、プレアデスに留まっている人の方が多数派である。

ただ、今回このタイミングで地球に来たというのは、もちろんアセンションを体験したかったということもあるし、アセンションのタイミングだから危険がほとんどないと判断したこともあるだろう。意識レベル上昇の波に乗ることができるのだから、まず、アセンションに失敗することはないだろう。

さて、5次元以下の場合の出身星はどう決まるのか。これは、文字通り出身の星ということでよい。魂が誕生した星。

ほかの星に転生することは可能とはいえ、1つの星で輪廻転生するのが原則である。自由自在にどの星にでも転生できるわけではない。

5次元以下では「本体」しかないのだから、ほかの星への転生は完全に「移籍」になる。だから、正当な理由、意欲、実力(波動レベル)などが伴ってマスタークリエイターに認められれば、ほかの星に移籍できるという感じである。これも、ぜいぜい1回。ルールがないのが神のルールだから、絶対に2回以上できないとは言えないが、まあ原則で言えば移籍はせいぜい1回ということになる。なお、今回のアセンション関連は特例であり、当然ながら地球への移籍ではない。

正当な理由の代表例は、ネガティブ系の星からポジティブ系の星への移籍だろう。ネガティブ系の星にいたのだが、だんだん嫌気がさしてきた。心を入れ替えて心機一転ポジティブ系の星で頑張りたい、などなら認められるかもしれない。

移籍が実現したとしても、5次元においては出身星は魂が誕生した星でよい。明らかにその方が在籍期間が長いから。まあ、言葉の定義の問題にすぎないから、現在の所属星が出身星でも、まあいい。ただ、可能性は低いが5次元ではまだ移籍の可能性があるから全てが確定したわけではないという意味で、魂が誕生した星の方が自然な定義かと思う。

ただし、移籍先の星で6次元に次元上昇したとすれば話は別である。6次元に次元上昇した途端に、分身がつくれるようになり、「本体」は移籍できなくなる。だから、その時点で移籍先の星が出身星ということになる。

 

ここで言う「出身星」は魂が生まれた星という意味の文字通りの本当の出身星とは限らないけれども、その移籍先の星から地球に分身を転生させたとすれば、移籍先の星が地球上の分身から見た出身星ということでよいだろう。ここではよく使われている「出身星」という言葉を使っているが、そういう厳密な意味では自分の「所属の星」という言い方の方が良いかもしれない。ここでしてきたのは「所属の星」の話である。

 

6次元以上になれば、ある程度自分の分身を好きな星に送り込むことができる。5次元以下の場合には文字通りの出身星で輪廻転生を繰り返すのが原則であり、移籍は例外的。

 

だから、色々な星での転生経験があるというのは6次元以上の世界から地球に転生して来た人に限られるし、その場合は「本体」が残っている星が自分の所属の星ということになるのである。