少し前の記事「ありがとうと天国言葉(3)」でこんなことを書いた。
-----
最近、私が仮説として持っていたのは「瞑想状態で心の中で唱えるのが最も効果が高い」のではないかということ。これまた仮説だけれども、(意図的な)引き寄せって瞑想状態でやるのが良いのではないかと思っている。さっき書いたように、エゴ(個人意識)には実現能力がないから。実現する能力を持っているのは神(全体意識)だから、エゴができる限りゼロに近い状態でやるのが良いのではないか。ありがとう行もマントラであり、アファメーションであり、引き寄せの一種みたいなものだから、瞑想状態でやるのがよさそう。
(中略)
ただし、引き寄せやヒーリングの世界で、深い瞑想状態の脳波である「シータ波」のすごさに着目している手法がある。狙いは同じだと思うので、それなりには自信はあるのだ。
-----
「願望実現法は瞑想状態でやるのが良い」
という仮説であるわけだが、最後の3行にあるように、この記事を書く段階では既にそういう手法が存在していることに気付いていた。はっきり言って忘れていたのだが、昔そういう本を読んでいた。本棚を見ていたら、その本があったのだ。せっかくだから、忘れないうちに一度紹介しておこうというのが今回の記事。
手法の名前は「ワン・コマンド」。別名「シータ・コマンド」。書籍等は以下の通り。
■ アサラ・ラブジョイの、世界一シンプルな驚異の実現法「ワン・コマンド」
■ シータ・コマンド
■ 世界一シンプルな実現技法!! 創始者アサラ・ラブジョイによる「ワン・コマンド」実践6ステップ&詳細解説 (<DVD>)
読んだんだけど、たぶん当時はピンと来なかったんだと思う。しかし、今だと自分にも瞑想状態で(顕在意識を通り越して)潜在意識にダイレクトに命令(コマンド)することの意味がわかる。
顕在意識でいくら色々やってもなかなか実現しないのは、私も重々身に染みて理解している。このブログでも何度も言っているけど、エゴ・マインド(顕在意識)には実現能力がないから。マインドによる引き寄せはほとんど実現しないって、アシュタールも言っていた。あと、最近何で見たのか忘れたが、引き寄せがうまくいった人って1000人に3人だとからしい。
そこで、邪魔な顕在意識はスルーさせてもらって、いきなりその奥の潜在意識に働きかけようというわけ。潜在意識が満たされて、さらにその奥にある超意識に到達すると実現するんだとか、昨日あたりに見た斎藤一人さんの動画でも言ってた(笑)。
さて、基本に戻って「シータ波」とは何か。人間の脳波の一種である。
β(ベータ)波・・・マインドが活発に活動している状態
α(アルファ)波・・・リラックス状態
θ(シータ)波・・・浅い眠り・まどろみ・瞑想状態
δ(デルタ)波・・・深い眠りのほぼ無意識状態
下に行くほど顕在意識が働いていない状態ということになる。そして、顕在意識がほとんど働いていないシータ波状態で一仕事してしまおうというわけなのである。
このワン・コマンドの手法は全部で6ステップから成り立っていて、これを全部解説してしまうと書籍の営業妨害になるため、核心の部分だけ言うと、こんな感じである。
1. 脳波をシータ波まで落とす。目を瞑った瞑想状態において、眼球を上に向ける(※)と脳波がシータ波になる。
2. シータ波の状態で、潜在意識に言葉で命令を出す。
※ 座禅でもこれをやって白目状態にしたりするのだが、こういう意味だったのか。ついでに、私は神社での祈念時に無意識にこれをやっていた。これをやると目を閉じていても光の点が見えたりすることが多いのだけど、神や高次元存在とつながりやすくなっているのだと思う。
この手法は良くできていて、お膳立てのステップもあるほか、潜在意識に言葉で命令する部分だけでも言い回しが決まっており、それにもきちんと理由がある。また長年の研究成果が盛り込まれていて、これまでに実際に脳波測定器で被験者の脳波を測ったりもしているらしい。興味があれば書籍等を参照してほしい。
でも、ほかの手法でもシータ波で潜在意識にダイレクトに働きかけるというのは有効だと思う。引き寄せやるにしても、アファメーションやるにしても、ありがとう・天国言葉を唱えるにしても、この考え方は使えるのではないだろうか。
考えてみれば、昔ながらの古典的な願望実現法でも、よく「寝る前にやるのが一番効果的」とか言っていたけどね。でも、本当に脳波がシータ波まで落ちるのは、眠りに落ちる直前、半分寝て半分起きているような状態だから、ベッドに入ってやってみたってマインドが活動していればダメだし、脳波が落ちたらそれこそ寝てしまうわけだから、あまり実践的ではないよね。
そんな訳で、「寝る前」より「明け方の半分寝て半分起きているような状態」の方が良いのではないだろうか。「明け方の半分寝て半分起きているような状態」って私にとって一番幸せな時間でもある。これこそ、幸せの本質(2)で書いた「エゴ不在時の無条件の幸せ」。勝手に瞑想状態になっているし、起きている時にやる瞑想よりもさらに深い良い状態の瞑想になっている気がする。
この状態の時に「ワン・コマンド」を潜在意識に打ち込むの(※)。まあ、アファメーションみたいのでもいいけど。「幸せ、幸せ、ああ幸せ」でもいいしさ(笑)。明け方にそんなこと覚えている訳ない?いや、人によるかもしれないけど、私は覚えているけどね。
※ これは元々のワン・コマンドの手法ではなく、私が勝手に考えたやり方。本来のワン・コマンドは起きている時にシータ波にもっていく。
最後に、明け方に半睡眠半覚醒の状態を強制的に作り出す私オリジナルの荒業(笑)を紹介して終わりにする。
それは簡単で、スヌーズ機能付きの目覚まし時計を使用し、5分毎に目覚ましが鳴るように設定する。そして、朝起きるときには目覚ましを完全に止めることはせずに、スヌーズ機能を使って延々5分毎に目覚ましが鳴って、目覚ましを止めてを繰り返す。これで半睡眠半覚醒の状態を強制的に作り出すことができる(笑)。
これでシータ波状態を体験できるし、覚者の瞑想状態の「エゴ不在時の無条件の幸せ」みたいなものも体験できる。
この睡眠方法のデメリットはよく知らないので、自己責任でお願いします。この二度寝について簡単にネットで検索してみると、幸せホルモンが分泌されるし、特に悪い影響はないとする専門家の意見があった。睡眠時間が短くならないように、通常の睡眠時間にプラスして5分毎の二度寝タイムを追加するのなら良さそうか。
私の睡眠時間のうち最後の1時間はずっとこの「5分毎のスヌーズ」である。これは今回のテーマであるシータ波とか願望実現がどうのの前からずっとやっている。「二度寝は気持ち良い」とよく言われるが、これは自然とシータ波の瞑想状態になっており、エゴ不在の幸せ感とつながっているからではないかと思う。積極的に二度寝を活用して幸せ感を得たり、願望実現の役に立てるのもアリなのではないだろうか。
ブログランキングに参加しています。是非2ヶ所の応援クリックをお願いします。クリックしていただいた方に愛と光のエネルギーを送ります。