事故の原因はステアリングコラムの破損ではなかった。
私は、やはりそうだったのかと思うと少し安心した。
何故ならアイルトン・セナの不注意や過去にないプロフェッショナルらしからぬ精神状態のために起きたアクシデントではない可能性が見えたからだ。
そしてこのデザイナーがインタビューで目をそらしたいのはこの部分だという事も理解した。
裁判では色々な状況からステアリングコラムの破損が原因だったということになっている。
このデザイナーはその被告でもあった。
ステアリングコラムの破損ではないという根拠があるのであれば、なぜ裁判ではそれらを主張しなかったのか。
それとも、何も言わず刑に服する事がアイルトン・セナへの償いだと感じていたのだろうか。(裁判の結果は無罪)
そのほかにも今回のインタビュー記事には興味深い発言があった。
時効がすぎているとはいえ裁判の結論と異なる発言はいけないと思ったのだろうか。
私はアクシデントの原因については異なるものの、ステアリングコラムの破損が原因ではないという部分では世界最高のデザイナーと同じ見解を持つことができた。
いままで、いろいろなメディアで言われてきた事は私にはもう意味を持たないだろう。
これからは新たな理解が必要なのだ。