F1~あの先にある栄光~ 音速の達人たち#2 | F1~あの先にある栄光~

F1~あの先にある栄光~

F1~あの先にある栄光~は、1994年サンマリノGPで発生した事故の真相を追及するものです。

小説風に書いていきます。更新は2か月1回のペースでやっていきたいと思います。
タイトル写真:BigTallGuy

F1~あの先にある栄光~ 音速の達人たち #2

 彼は、戦闘機の後ろにアイルトン・セナを乗せたことがあり、それがきっかけとなり、友人になったというのだ。

私は、思い出した。F1グランプリがオフシーズンの間、アイルトン・セナは戦闘機に乗っていた。もちろん、自身で操縦は出来ない為、後部座席で戦闘機のGを体感して楽しんでいた。

彼は、当初、アイルトン・セナを知らなかったと言う。

当時、アメリカでは、F1はあまり人気がなく、インディーカートに人気があった。

また、彼自身モータースポーツにあまり興味がなかったので、尚更、知るきっかけはなかったという。

アイルトン・セナが、偉大な人物だということを知ったのは、かなり時間が経ってからだったと、当時の記憶を思い出すように、話をしてくれた。

アイルトン・セナが、彼を必要とするときには、携帯電話に直接連絡がきていたとの事だった。

そこまで、親密になっていった背景には、彼がアイルトン・セナをよく知らなかったことで、一人の友人として接していたからなのだと思う。

それが、アイルトン・セナにとっては、楽だったのかもしれない。

私がアイルトン・セナのファンであることを話すと、彼は、昔の思い出話を沢山してくれた。

ラジコンヘリを一緒に買いに行ったことや、彼の乗るフェラーリで、峠に“ちょっとした走り”に行ったことなど、メディアなどでは出てこないようなエピソードを聞かせてもらった。


その時間は、とても懐かしく感じ、そして、あたたかいものだった。