我が家は海から3kmぐらいの所にある。
しかも、高台にある。

毎朝、海を眺めながらラジオ体操をしている。

太陽が出る水平線には殆ど雲がかかっていて海から直接太陽が出るのは稀である。

今朝は水平線から太陽が出た。体操を中断してパチリ。幸せを感じた瞬間だった。

小沢昭一さんは
「幸せはささやかなるが極上」と言っておられる。本当にちょっとした事に幸せを感じる人間になりたい。









木守柿は秋の季語。

収穫する時に2~3個ちぎらずに柿の実を残しておく風習の事である。

翌年の豊作への祈りであったり、自然共生と言う日本人の言い伝えである。

私が子供の頃は「全部ちぎるなよ。鳥に残しておけよ」と両親に言われていた。

今の日本人に欠けているのは自然との共生ではないだろうか。

昔は家庭でも色々と神様に祈る機会があった。内神様や火の神様、田の神様、水の神様祀りとあった。

今、科学が発達して来ている。
でも、自然と共生する気持ち忘れないようにしたいものだ。この事は私達の年代の責任でもある。
家内が病気のため、通院や買い物など家内と過ごす事が多い。

そのために、友人達と過ごす機会が殆どない。

以前は私の事を気にかけてくれた友人達も次第に遠くの存在になったような気がする。

故事に
「去る者は日に以て疎く、来たる者は日に以て親し」とある。

亡くなった人達も、近ごろ疎遠になった人も、皆んな自分の心から離れてしまう。

と言うことは、今ある悩みや苦しみも全て時間が解決してくれると言う事になる。

良寛和尚は「心配するな。なんとかなる」と言っておられる。

頑張ろう。