スーパームーン当日は雨だった。

翌朝、午前2時間頃目が覚めたので、外に出た。

雲のない空が一面に広がって、星がキラキラと輝いて見える。

大きなお月さまも煌々と輝いていた。
しかし、お月さまの周りだけには星が見えなかった。

お月さまの光で星が見えなかったのだろう。



久しぶりに布団を干す為に2階のベランダに出た。
そこに一匹の蝉の亡骸が落ちていた。夏が過ぎて秋になっているので、ずいぶん長い間、風雨に晒されているのだろう。

魂の抜けた抜け殻は四肢を天に向け、軽くなっている。
さて、蝉の死と人間の死とは何が違うのだろうか。

人間の死について一遍上人は次のように言っておられる。

「生ぜしもひとりなり、死するも独りなり、されば、人と共に住するも独りなり、そひはつべき人なき故なり」

結局は蝉も人間も一人で生まれ、一人で死んで行かなければならないのだろう。

蝉の亡骸を見てそう思った。




毎朝ラジオ体操する場所は総合文化センターの広場である。

大きなガラス窓がある。今朝はこのガラス窓に鳥がぶつかって脳しんとうを起こして落ちていた。

見つけた時には仰向けに倒れていたが、ラジオ体操が終わる頃には立ち上がっていた。

このガラス窓には昇る太陽が映る時もある。直接の太陽よりも神秘的である。

「早起きは三文の得」とある。皆さんも早起きして見ませんか。



昇る太陽が分かりますか。