中東歴訪中の安倍首相の17日の記事では『「イスラム国」対策としてイラクやレバノンなどに、２億ドル（約２４０億円）の支援を行うとした。』となっていましたが、邦人二人が人質になり、2億ドル払わないと殺害するというビデオ声明が出ると、「いやいや、あのイスラム国対策の2億ドルは、あくまで人道支援的なもんですねん」と言ってましたね。
17日の記事の文章では、日本はテロ国家と戦うために2億ドルを支援すると言った風に受け取れますが、一転、テロ国家と戦う気はありませんよとトーンダウンしたように見受けられます。
人質を助けるためにそう言わざるを得ないのかどうかは分かりませんが、どないやねんといった感じですね。
身代金を払うと、そのお金で再びテロを起こす可能性があるので、支払うことはないだろうと思っていたのですが、アメリカやイギリスと違い、フランスやドイツなどの欧州諸国は身代金を支払ってきたようですね。
『イスラム国はこの1年間に3500万～4500万ドル（最大52億8700万円）の身代金を獲得。2004～12年に1億2千万ドル（141億円）の身代金がテロ組織の手に渡ったと推定されている。』という記事もあります。
それぞれの国の考え方があるので仕方が無いのですが、自国の数人の命の為に他国の多数の命が奪われるのではないかと考えると、腑に落ちないところがあります。
まぁ、一番問題なのは「イスラム国」なんですが・・・
『イスラム』という言葉と『ジハード』という言葉を、自分たちの都合の良いように解釈して使えば、何をやってもいいという感じですね。
そう言えば、日本にも何か似たような集団がいましたが。
一応仏教徒でありながら、仏教の経典も読んだことが無いので、宗教のことを語る資格はないかもしれないが、普通に考えて、何の罪も無い人間を無差別に殺してもいい宗教はないだろう。
非戦闘員を捕まえて、身代金を要求し、要求が通らなければ殺害するなんて、ただの犯罪者組織ですね。
今回は日本に対する脅しが含まれているのだろう。
彼等はコーランを全て読み、理解したうえで行動しているのだろうか？
彼等が『イスラム』を名乗り、『イスラム』の名を貶めているのであれば、『彼等は本当のイスラム教徒ではない』で済まさずに、イスラム諸国で何とかして欲しいところだ。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教なども含め、信じる神様や仏様は違えども、神様や仏様は平和な世の中を創造し、平和な世の中で生活するするために存在するのではないのだろうか。
世界全体の平和から自分たちの平和になってしまうから、いさかいが起こるんでしょうね。