ジョギング&ウォーキングを初めて約1年が立とうとしている。気のせいか、いつも走っているコースには日々ランナーが増えているような気がする。
今では老若男女を問わず、殆どのランナーがランニング・アプリらしき物を使用しているのか、iPhoneを代表格とするスマートフォンを腕や腰あたりに付けている。
確かスマートフォンと言ったら、ガラケーと比較してかなり極薄な作りの筈なのに・・ランナーが装着しているケースはかなり分厚い。多分、衝撃吸収や防水機能なのだろうが、折角のスリムなボディが台無しのように思える。まぁ~ケースだけにいろいろな種類のケースがあるのだろうが・・・
使用している人に聞いてみると、「大きさや厚みによる違和感は拭えないが、その代わり汗で濡れたり、走行中などに落としたりしても多少のことなら大丈夫・・と言う安心感がある」とのことだ。
そう言えば日経産業新聞にこんな記事を見付けた。
「積水化学工業はスマートフォン(スマホ)向けに、衝撃の吸収力を従来品より2.5倍高めた樹脂シートを開発した」
前述の様に確かにこう言う需要はある。
わざわざ「スマホ向け」とあるが、実際には「タブレット(多機能携帯端末)向けにも売り込む」とのことらしい。記事によると「現在の世界シェアは約10%だが、16年度までに約30%以上に高める計画だ」とのことだから、なかなか鼻息が荒い。
特に興味を引かれたのは、この開発アイデアがどのように生まれたか、だ。
スマホやタブレットは、ご存じのように現在、開発競争の真っ只中にある成長市場だ。
成長市場に着目し、そこに自社の何を売ることができるかを考えるのは、ビジネス・アイデアを考える際の基本中の基本だが、一方、既存製品の機能から見て、どのように使うことができるか、すなわち新たな用途を提案するというアプローチもある。
私見だが、今回の記事は、当初からスマホ用を狙って開発されたように読み取れてしまうが、発想の可能性としては、優れた性能を持つ衝撃吸収材を開発した上で、どこに売り込むのがよいかを考えてみた、という道筋があり得える筈だ。
例えば、スマホ、タブレット端末の他に、ウルトラPC、スポーツシューズ、自動車用部材 etc と幅は広い。
いずれにしろ、自分や自社の「出来ること」と市場が「求めていること」をマッチングするというのが、ビジネス発想の基本だろう。
前者がプロダクトアウト、後者がマーケットインの発想で、どちらをとるべきかが議論になることもあるが、この記事のように、両者がうまくハマることで、成功が生まれくる典型的ケースなのだろう。
あなた又はあなたの企業の「出来ること」を確立したら、市場が「求めていること」とマッチングさせることを考えよう。その際は、成長市場に着目することが先ず基本だ。両者がうまくハマれば、早いタイミングで成功をつかむことができる筈だ。
今日はこの辺りでお別れしよう・・・







