「ユニクロ」がダイエー、ヤオハンに見えてきた・・・ | ~ ロバート・フジタの一筆コラム~

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世界の大富豪がランキング(長者番付)されている有名誌「米/フォーブス」。貧困層のヒガミや妬みからか、つい手に取って見てしまう。






 

案の定と言うか、4年連続の首位はメキシコの大手通信会社経営者のカルロス・スリム氏、資産総額約690億ドル(約5兆6000億円)だった。貧しい国というイメージの強いメキシコに世界一の金持ちがいるとは非常に面白い。関係はないが、カルロス・スリム氏は名前と違って決してスリムではない。第2位はお馴染みのビル・ゲイツ氏で610億ドル。





 
さて、日本人のトップはソフトバンクの孫子いやいや孫氏か、楽天の三木谷氏かと思いきや、これも予想を覆さないファーストリテイリングの柳井氏で、世界では66133億ドル(約12369億円)であった。(因みに第2位は惜しくも孫氏、第3位は三木谷氏であった)。昔の長者番付と言えば大正製薬や松下電器、トヨタ自動車などの高齢の創業者又は一族達と決まっていたのだが(いつの時代のことじゃ)ユニクロとは・・・アパレル、通信、パチンコなどが高位につき、時代の大きな変化を感じずにはいられない。




ユニクロは、元々は山口県の小さなメンズショップの個人商店だったそうだ。テレビ通販でお馴染みのジャパネットたかたの高田氏も長崎県の小さなカメラ屋だった。


ユニクロ発祥地

                         ユニクロ発祥地
 



話をユニクロに戻そう。
1984年に広島に進出、1999年には800万枚も売れたと言う「フリース旋風」を起こすまでに急成長した。







私自身はフリースには興味がなく(特に冬の静電気が酷すぎる)、消費者がフリースに飽きれば潰れてしまう会社なのだろうと思っていた。



事実、余りに大量に売れ過ぎ、ユニクロを着ているとすぐに分ってしまい、ユニクロは「ダサい」「恥ずかしい」とのイメージが広がり経営が悪化、低迷期もあったが、現在は広く世界にビジネスの場を展開し、会社案内を見ると2010年現在で日本国内で約809店舗、海外で約135店舗、合計944店舗を展開する押しも押されもしないグローバル企業へと急成長を遂げている。






物が売れない、特に衣類が売れない時代に1人勝ちの感のあるユニクロだが、低価格、大量販売戦略については賛否両論があり、着たくない人もいる不思議なブランドだと思う。まるで人気はあって映画も大ヒットするけれども賞が貰えないトム・クルーズやレオナルド・ディカプリオみたいな感じがするのは私だけだろうか?




ここまで急成長するとは、一時飛ぶ鳥を落とす勢いだった一介の熱海の八百屋だったヤオハンや小さな薬屋だったダイエーの中内氏などを思い出してしまう。特にヤオハンはやはりバブル期に急速に拡大して海外展開をするも最後には破産、因みにアメリカのニュージャージー州にあった大型スーパー「ヤオハン」は現在は
「ミツワ・マーケットプレイス」として営業を継続しているらしい。



 


ユニクロ商品のデザインと品質に戻ると、基本的には個性のないベーシックなデザインだが、カシミアのような高級素材も使っているのが目を惹いてしまう。話のネタにヒートテックを買ってみたがこれを素肌には絶対着たくない。「エスプリ」がないのも悲しい。



 


フリースといいヒートテックといい開発力は素晴らしいの一言だが、私はユニクロ製品はほぼ買わない。


 



面白いのは子供のいる家庭で無いところは無いぐらいに人気のユニクロなのに、いざ古着となると100円でも売れない。大事に着る洋服ではなく、「使い捨て」ブランドなのだと実感する。ユニクロの商品には興味は無いが、ユニクロの将来には興味がある。これも貧困層の妬みなのか・・・??





今日はこの辺りでお別れしよう・・・・