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Ni-Zo先生の教育ブログ

大手進学塾で長年お子様の成長のお手伝いをしてきました。
このブログでは私が出会った多くの生徒、保護者様から受けた相談や受験に必要な知識などをご紹介していきます。
今、お子さまの学習について悩まれている方の解決の一助になれば幸いです。

皆さんは夢や目標をお持ちでしょうか?

 

面談しているとこんな相談を受けることがあります。

 

『家の子が勉強をしないのは目標がないからではないか?』

『目標を持たせるにはどうすればよいか?』

 

おっしゃることは良く分かりますし、子どもに目標をもって頑張ってほしいという気持ちは心の底から共感できます。

ですが、極論を言ってしまえば子どもが勉強をしないのは勉強が楽しくないからです。

 

夢や目標は持っていたほうが良いかもしれませんが、勉強をするための特効薬ではありません。

 

なので勉強嫌いのお子さんに必要なのは小さな成功体験です。

 

『初めて自分で解けた!』

『お母さんに褒められた!』

『いつもより5分長く勉強できた!』

『怒られる前に宿題をやった!』

『友達より点数が高かった!』

 

他人からすれば小さな小さなことかもしれませんが、本人にとっては大きな成功体験となります。

 

これを積み重ねって言った先に、夢や目標があるのだと思います!!

 

まずは小さな一歩を踏み出してみましょう!!

 

もし踏み出し方が分からない方はいつでもご相談ください。

お子さまにとっての最良の一歩を一緒に見つけましょう!

 

 

 

本日は読書についてのお話です。

 

読書についてはよく保護者さまから質問されます。

 

『読書はさせたほうがいいですか?』

『どんな本を読ませたらいいでしょうか?』

『全然本を読んでくれないんですが、どうしたら読んでくれるようになるでしょうか?』

『よく本を読んでいるのに国語の点が悪いんです。どうしたらいいでしょうか?』

 

ざっと思いつく限り書いてみましたが、このあたりがよくいただくご相談でしょうか。

 

特に最後の質問は多いです。

 

国語の点数を上げるには、様々な要素があります。

語彙力、漢字、文法や読解力。

特に重要な読解力についてですが、これは本を読んで身につく力ではありません。

 

読解力の説明と、身に着け方は後日書かせていただきます。

 

それではタイトル回収!

『読書をさせたほうがよいか?』の答えはYesです。

 

その理由は、受験に必要な読む力が養われるから!というだけではありません。

 

児玉清さんが、百田尚樹さんの著書『永遠の0』の解説部分でこう書かれています。

 

「心を洗われるような感動的な出来事や素晴らしい人間と出逢いたいと、常に心の底から望んでいても、現実の世界、日常生活の中ではめったに出逢えるものではない。しかし、確実に出逢える場所がこの世にある。その場所とは、本の世界、つまり、読書の世界だ。もっと場所を小さく限定するば、小説の世界と言っていい」

 

この言葉ほど本を読む有意義さ、素晴らしさを伝えられる言葉ないと私は感動しました。

 

特に昨今は、感染症の影響もあり『新しい人との出逢い』も減っているように感じます。

 

皆さんも1冊との出逢いを探してみてはいかがでしょうか?