出版を救った製紙工場 良書を読んで ~横浜 造成 横浜 擁壁~ | 擁壁不安解消&日常徒然ブログ

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熱い、本当に熱い人たちのノンフィクション本を読んだ。「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている~再生・日本製紙石巻工場」(佐々涼子著 早川書房刊)



この国の出版用用紙の4割を担う日本製紙。さらにその供給する紙の4分の1を担う石巻工場。その基幹工場が2011年3月11日、津波に呑まれた。工場機能は完全に停止。工場内は瓦礫の山で埋め尽くされて、電気ガス水道全部が止まった。この本はこんな絶望の淵から、「出版を、そして紙を支えているのは自分たちなんだ」という信念から短期間で再稼働させた社員の方々の物語である。

本著の中で核をなす話は「紙」である。印刷用紙には用途に応じて色々な種類があり、たとえば辞書に使われる紙は極限まで薄くして、いくらめくっても破けない技術が織り込まれているらしい。逆に雑誌に使われる用紙は紙が厚く柔らかい手の感触を大事にした技術を使っているそうだ。ページを触る手の感触というのは脳を刺激するのだろう。昔、都内のインドカレー専門店でインドの人たちよろしく指で直に食べたことがある。指で直接食べ物に触れて口に運ぶという行為が、無意識に脳を刺激して大変美味しく感じたことがある。何気ない指先の感触というのは実は大事であることが本著の紙そのものの説明から気づかされた。

本著を読んで、私が最も感銘を受けたのは工場のリーダーが工場の復旧の期限を設けたくだりである。この状態を見れば誰も工場が短期間で復旧できるなんて楽観的な見通しを持つ者なんていない。閉鎖を覚悟していた方もいたかもしれない。仮に復旧できても数年はかかる。そんな諦めのムードが工場全体に蔓延する中、リーダーは復旧の期限を「半年」と言い切った。全部のマシンを立ち上げる必要は無い。一台だけでいい。一台さえ動けばそれを工場の復活を印象つけれるし、従業員もやる気になるはずだという理由で。

このくだりを読んで、これは一般企業社会の組織にも言えることと思った。目標設定というのはスタートから出来ることを積み上げて、いついつまでに達成するというものではない。先ずは最後のゴールを決定し、それを達成するためには今月今週そして今日、何をやるべきかを決めるという「逆算」の考えが必要だ。先にゴールを決めることで、今自分たちはどこに向かっているのかが明確に分かるし、明確になれば不安が無くなる。リーダーというのはフォロワーに対して常にゴールを意識させることが重要だということだ。

目標の達成ができるかどうかはリーダーの覚悟一つで決まる。1年と言えば1年だし、3年と言えば3年、半年と言えば半年なのだ。しかし震災の復興ということで考えていけば1年や2年では長すぎるし、そんな期間では「絶対に成し遂げる」というモチベーションは続かない。やはり答えは「半年」なのだ。物分りのいい現場の話を聴いていたら何年経っても達成できない。時には現場を無視したリーダーの強烈な意思が必要なのだ。

工場のリーダーの無謀とも言えるこの決断を、初めは批判していた社員は寝る間も惜しんで帰宅もせずに一心不乱に遂行していく。なぜそこまで出来るのか。何が従業員たちにそうさせるのか。それは目標達成の前に「目的」が明確だったからではないだろうか。目的とは誰のために、何のためにということである。石巻工場の社員たちは石巻のため、出版社のため、何より本を待っている読者のためという「目的」を皆で共有していたからこそ最後までモチベーションを切らさずに頑張りぬけたのである。これがただ半年という期限の目標達成だけなら疲れて挫折していたかもしれない。目標の前に先ずは目的。そして目的に生きる人たちというは疲れを感じないものなのだ。

半年後。責任者の合図で機械のスタートボタンを押す。大型のカッターが紙を切り、凄い勢いで紙がリールに巻きついた瞬間、工場は復旧した。そして出版業界は救われた。たった半年一年で完全復旧した石巻工場は、津波で家族や知人、同僚を亡くした社員の方々が意地で立ち直した工場である。


この本を読んだ後、あらためて本の紙を指で触ってみる。すると指先の肌触りが何となく気持ちよく感じることに気付く。ページをめくる「触感」というものが、製本した紙というものが、こんなにも滑らかで気持ちいいものだったんだとあらためて分かる。そして本作りに、紙造りに携わってくれた方々に自然と感謝の気持ちが湧いてくる。


本著の最後で、石巻工場のある責任者の方が部下にこう言って聞かせる話がある。
「お前ら、書店にワンコインを握りしめてコロコロコミックを買いにくるお子さんのことを思い浮かべて作れ」



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