私の占いを最初に利用してくれたのは、父親でした。
父は、父の母がいわゆる不思議体験の多い人だったこともあり、占いというものに対する差別意識や抵抗感がなかったのです。
これがタロットカードか……と、差別意識や抵抗感があった私が疑惑の目でカードをながめていると、「なにそれ?」と近づいてきた仕事帰りの父は、それがタロットカードだと知るやいなや「じゃあ占って欲しいことがある♪」と、すぐに声をかけてきました。
「え……マジ?」
いきなりの単刀直入なご要望。
お父さんは、未知のものへの警戒心とかがないのだろうか。
“どどど どうしてムスメがそんなモノを……!?
はっ!!
もしやあやしげな占い師に「アナタ霊感ガアルカラ占イ師ノ素質ガアルヨ」……とか言われる当選しました詐欺的なものに引っかかってまんまとその気になったんじゃ~!?!? ”
なんて心配したり、とまどったりするくだりもなく。
タロットカードを、フツーに受け入れてるじゃん!!
―と、内心私がとまどいました。
とはいえ、実際に占ってみないことには話が始まらないのも確かだし。
「え~っと、なにやら簡単な解説書が付いてるから、それ見ながらやってみるけど、そんなことで当たるとは思えへんで。そんなでもいいんか?」
占いなどというアホらしいことに真剣に興じられるのはどうかと思ったので、期待値をめちゃくちゃ下げてみる。
「ええよ。やってみぃよ」
あっさり突破されてしまったよ。
「そうか、知らんで」
そうおどしながらしぶしぶやってみたのが、わたくし初めての占いでありました。
さっきカードの封を開けて、いきなり実践とか、……笑える。
つづく
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