☆ZINクラフト/ZINミノー | 続・魚喰う馬を釣れ(Fishing! or Noodle?)

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ヤフーブログ閉鎖難民になり引っ越してきました。
釣りしてラーメンを食べるブログです!(笑)

 昨年秋に初心者君との送別会釣行を行いましたがその時に昔(今から15年以上も前)に制作してたオリジナルミノーが出てきたので懐かしくてちょっと使いました。
釣果としてはまずまずだったのでまぁ実用性は悪くない、まだ管釣りじゃ現役と再認識したのですが釣行後は特に気にすることなくそのままでした。
 
 で、年末に家の大掃除をした際にロッドをメンテしましてタックル整理をしてたらまた新たに追加で忘れてた在庫品が出てきました。
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 ここまでまとまって在庫がまだ残ってたとは思ってませんでしたので今回はちょっとこのミノーをご紹介してみようかと思いました。
このルアーは今から20年近く前に当時私が働いていた職場の先輩と共同で作成した物です。
一応名称もありまして今回の記事のタイトルの通り「ZINクラフトのZINミノーシリーズ」となります。
長年、このブログを継続的にご覧になってる方は名称でピンひらめき電球ときたかもしれません。
代表作は私が北海道の湖や各地の山上湖で大型トラウトを仕留めまくったあのモンスタートラウトペンシル「ピヨコZIN」です。
このミノーシリーズはピヨコZINを作る前に作られた、言わば初期~中期作となります。
では作成してた当時を思い出しながら工程をご紹介します。
【これらの素材はバルサです。】
●まず、私と先輩が各々好みの大きさや形にバルサを削っていきまして、バランスを考慮してウェイトに板鉛を入れてます。(ここまで共同)
●次に真鍮線や針金を1本通して骨組みを入れていきます。(これは先輩担当)
●接着が乾いたらホロレーザーシートやアルミ箔を貼り目玉を掘ります。(共同)
●プラ板を切って好きな形状や大きさのリップを削っていきます。(共同で)
●メインの塗装は手先が器用な先輩が担当。エアブラシでカラーリング。
私は背の部分にネットを貼ったりカラーバリエーションを考える担当。
●目玉はケンクラフトの3Dアイを掘った部分に貼ってリップも取り付けます。(共同)
●仕上げはコンパウンドで磨きウレタンクリア塗装でこれまた先輩が担当。
●最後にスプリットリングとフックの大きさでバランス調整して浮力テスト(私担当)
●そして釣行回数がハンパなく多かった当時の私がメインに実釣テストして次のルアー制作にノウハウをフィードバック。ってな感じでした。
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出てきた在庫は5~6㎝のミノーが主体。ほとんどがフローティングでした。
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こちらはシンキングミノーでした。果たして泳ぎはどうなんでしょうか???
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確か、私の好みで芦ノ湖などのレイク用の大型ミノーもかなり作って一部を過去に紹介しましたがほとんどがロストしてしまい、残ってたのはこれだけ。(9㎝と12㎝)
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代表作のピヨコZINは実は先輩が最初に形を考案した物でして当時開発競争で負けた?私の最初に作ったペンシルも出てきました。(普通にバス釣りとかで今でも使えます!)↓
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ただ、これのノウハウを生かしてその後ソルト用の大型のペンシルベイト開発にもつながりました。
 
 この記事書いててなんかとても懐かしい。今でも釣りは大好きだけど本当に24時間釣りの事しか頭になかったあの当時。Z先輩は今でもお元気でしょうか?

懐かしくて記事にしましたが今回出てきた分はスイムテストに失敗したいわゆるB級品も混ざってる可能性があるので使うなら近いうちにまた管釣りにでも行って全てチェックする必要があります。